【BFC13】シーズン2開幕、カラキャニャンがヒザ蹴り一閃
■フェザー級トーナメント一回戦/5分3R
ジョージ・カラキャニャン(米国)
Def.1R4分05秒/TKO
バオ・クァーチ(米国)
【写真】実父がロシアでカラテ家だったジョージ・カラキャニャン。得意のグラップリングの技術を披露する前に、経験豊かなバオ・クァーチをヒザ蹴りからのパウンドでTKO (C) BFC
ローカルショーで戦績を重ねるか、比較的キャリアの浅いアップカミングファイターが集まったフェザー級トーナメントにあって、大舞台の経験もあるクァーチ。そのクァーチの鋭いローが、カラキャニャンにヒットし試合はスタートした。左ミドルを返したカラキャニャンだが、クァーチの押すようなパンチで後方にバランスを崩す。
クローズドガードでしっかり身を守ったカラキャニャン、後方に右手をつき、ケージを利してスクッと立ち上がる。その際に鋭い右ヒザを突き上げるも、クァーチは察知してステップバック。右ハイで追撃を掛けるカラキャニャンは、クァーチの右ストレートを受けてしまう。それでも足を止めず、左右のフック、さらにハイキックで前進を続けるカラキャニャンの勢いに、クァーチはケージ際に追い込まれる。
投げを打ったクァーチに、耐えたカラキャニャンが向かい合うと、レスリングの攻防に。足をかけ、カラキャニャンがトップを奪うことに成功する。クァーチはすぐに立ち上がり、がぶってバックを奪うが、カラキャニャンは胸を合わせて距離を取る。
激しくパンチ&キックを交錯させる両者、ここでカラキャニャンがフライング二―を放ちダブルレッグからシングルにスイッチ、テイクダウンに成功した。
ギロチンで迎え撃ったクァーチは、がぶりからバックへ。腿にヒザを落とされながら注意深く立ち上がったカラキャニャンがアームロックの仕種を見せると、クァーチはアッサリと離れ、自ら距離を取る。
走り出すようにカラキャニャンが勢いをつけて前進すると、中途半端に前を向いて後方へ下がるクァーチに再び、ニー一閃。さらに首相撲の態勢からボディ、そして顔面にヒザを繰り出すと、この一撃がクァーチのアゴを直撃する。前方に崩れ落ちるクァーチにパウンドを集中し失神に追い込んだカラキャニャンが、ベラトールFCシーズン2フェザー級トーナメント開幕戦で見事なTKO勝ちを収めた。