【Bellator267】リア・マコートがリーチ生かし、ジャブでボーガを制し3-0の判定勝ちも……
<女子フェザー級/5分3R>
リア・マコート(英国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジェシカ・ボーガ(米国)
長身のマコートに組んでいったボーガだが、逆にケージに押し込まれヒザ蹴りを受ける。左を差して状態で小外掛けでテイクダウンを奪ったマコートは、ボーガのキムラ狙いから糸通し、さらにキムラという流れをガードの中で耐える状況が続く。キムラを掛けられた左腕を跨いで防いだマコートがスタンドへ。ローを蹴られてから立ち上がったボーガに対し、マコートが右を当ててから組んでバックに回る。
ここもキムラグリップのボーガが正対してから引き込む。右足のロックを抜けて、耐えたマコートだがボーガがリバーサルからサイドを取った状態でラウンド終了となった。
2R、マコートがワンツーで前に出て、右を打っていく。さらに左を当てたマコートが右ロー、ボーガの蹴り足を掴んで軸足払いでテイクダウンを決める。サイドで抑え、エルボーを落としマコートはハーフに戻されてもト、パンチを続ける。マコートは立ち上がり、ボーガも続く。ジャブから右ストレートを入れたマコート、ボーガはパンチを額で受ける。疲れが見えるボーガは右を返すが、続く蹴りと同様に勢いがない。
マコートはワンツーを入れ、右ストレートから右フックをヒットさせる。さらに左リードフックから右、左フック、再度の蹴り足キャッチ&軸足払いでテイクダウンと一方的に攻めるマコート。寝技にはいかずスタンドでボーガを待つ受けたマコートがラウンドを取り返した。
最終回、ジャブを連続で当て、右ローで圧力を掛けるマコートに対し、ボーガも懸命にジャブを伸ばす。頭が下がるボーガの顔面に前蹴りを入れたマコートは、ジャブ&ワンツー、そしてローで試合を支配する。とはいえ倒す気配のない戦いで、このままのペースで時間が過ぎる。マコートがボーガの前進をジャブで止める展開で、圧を使って戦う。残り1分、前に出るボーガが回るマコートに右を当てるが、直後に右を被弾。さらに踏み込んで右フックを当てたマコートは、必死に踏み込むボーガとの距離を取り続け時間を迎えた。
直後にやり切った感を見せたボーガだが、ここはマコートが3-0の判定勝ち。キャリア6勝1敗としたが、クリス・サイボーグと比肩するレベルにないことは確かだ。