【Gladiator015】MIKEを完全制圧、原口央がフェザー級王者に。「朝倉兄弟だけでなく原口兄弟を忘れずに」
【写真】原口は文字通り一方的に攻め続け、チャンピオンになった(C)MMAPLANET
26日(日)、大阪府豊中市の176box でGLADIATOR015が開催された。
ここでは4階級のタイトル戦から、Gladiatorフェザー級選手権試合の模様をレポートしたい。
<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
原口央(日本)
Def.2R0分11秒by TKO
MIKE(日本)
前回は開始早々に原口の放ったローがMIKEの急所に入りNCとなった選手権試合の仕切り直しの一戦。
すぐに組んでいった原口は、ケージに詰めてテイクダウンを奪うと、しっかりと抑え、バックを伺う。ここでMIKEは横を向き、原口が右のパウンドを振り落とす。
背中を向けたMIKEは、一旦は正面を向くがすぐに足をすくわれて尻もち&ケージを背負う形になる。立ち上がり際にバックを取った原口が、スナップバック気味に背中をつかせ頭を跨いでアームロックを狙う。
亀になって耐えた腕関節を防いだMIKEだが、後方からパンチを痛打される。原口は両足をフックしてバックグラブを完成、絞めを狙いつつパンチに切り替えて最初の5分間、完全にチャンピオンを完封した。
2R、開始直後に距離を詰めたMIKEは原口のヒザ蹴りに姿勢を乱すように下になる。着後のパウンドを効かせた原口は背中を見せたMIKEのサイドバック殴り続けTKO勝ちでフェザー級王座を獲得した。
勝利者インタビューで原口は涙を見せ、「2月に自分のローブローで悔しい想いをして、今回まで凄く考えて練習した成果が出たと思います。宮田先生、僕をチャンピオンにまでしてくれてありがとうございます。来月の10月28日で、MMAを始めて3年になります。僕がBRAVEに入ったときに宮田先生が『お前を3年以内に必ずチャンピオンにする』と言ってくれて、本当に実現し凄く嬉しいです。チャンピオンになったからには、これからたくさんの試合があると思いますが、全部乗り切って宮田先生、応援してくれる方々の期待に応えるようにやっていきます」と師・宮田和幸に感謝の言葉を述べる。
さらに「最後に伸……僕の弟も内弟子になって、この間プロデビューして勝っています。今、MMAには朝倉兄弟がいますけど、原口兄弟も忘れずに期待してください」と弟・伸をケージに呼び入れて、アピールした。