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【VTJ2021&Shooto2021#07】世界を目指す者と知る者。VTJ5年振り開催&修斗公式戦と昼夜興行

【写真】5年振りのVJT開催。修斗公式戦と同日開催。2つの世界観がぶつかり合う?! (C)SUSUMU NAGAO/SUSTAIN

25日(土)、ABEMAのONE Championship中継内で、11月6日(土)に東京都江東区のUSENスタジオコーストでサステイン主催VTJ2021が開催されることが発表され、同時にサステインからVTJ2021とプロ修斗2021#07が昼夜2部制で開かれるというリリースがあった。

コロナ禍で無観客や二部構成など、従来のイベント形式とは違う興行をサステインも1年5カ月に渡り主催してきた。そんななか日本人対決が続き、修斗の世界チャンピオンは「海外挑戦」と例外なく口にしている。

とはいえ現状でいえばONE以外で渡航して海外で戦うケースは、UFCとBellatorと契約のあるファイター、もしくは現地在住の日本人選手に限られている。また今も来日外国人には隔離措置が取られるなか、修斗の興行においても海外勢の招聘も2019年1月の公式戦以来見られていない。


この閉塞感を打ち破るということではないだろうが、裏表でいえばプロ修斗公式戦のB面といえるVJTが2016年9月以来、5年2カ月振りに行われる。

ABAMAでの発表以前に22日発売のゴング格闘技でサステインの坂本一弘代表をインタビューした際には「外国人選手の招聘に向け、格闘技振興議員連盟に協力を仰いでいる」、「外国人選手、あるいは世界を知る選手に若い力がぶつかる」という話も聞かれた。

海外を目指すと口にした世界チャンピオンは今年になって3人、フライ級チャンピオンの平良達郎、フェザー級王者SASUKEとライト級チャンプ西川大和が存在する。そして、世界を知る先人とは誰になるのか。

ABEMAで流されたVTRでは、『世界を目指す者』として、SASUKE、平良達郎と西川大和以外に岩﨑大河の映像が使われ、『世界を知る者』として岡見勇信、高橋遼伍、佐藤将光、宇野薫が登場している──が、正式決定ではなく「お前ら、やれんるんか?」という段階のようだ。

1994年の第1回に代表されるように修斗と世界のMMA界の情勢がクロスし、何かを生むという節目に開催されてきた。

またリリースによると、修斗公式戦には世界戦やトップランカーのサバイバルマッチが組まれるとのこと。A面=ランキングが軸となる修斗公式戦と、B面=その世界観から飛び出すVTJの同日開催はマキシシングルな1日となるはず。出場選手及び対戦カードの発表が待たれる。

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