【ONE Battle Ground02】オトコンバートル・ネルグイ、初回で攻め疲れ。ラジュのRNCに下る
【写真】ネルグイは、初回で決めないと勝機はなかったか(C)ONE
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ラフール・ラジュ(シンガポール)
Def.2R3分54秒by RNC
オトゴンバートル・ネルグイ(モンゴル)
上背で上回るが細身のラジュに圧力を掛けるネルグイが、軽いローを蹴る。この軽いローにバランスを崩すラジュは、左フックにダブルレッグを合わせる。ネルグイはギロチンをセットして引き込むも、パス狙いから頭を抜いたラジュがトップを取る。ダブルアンダーフックで立ち上がったネルグイが、そのままボディロック・テイクダウンを奪ってマウントを取る。
足を戻し、足関節狙いのラジュにパウンドを連打したネルグイは、サイドバックから重いパンチを打ちつけていく。上を向いてワキを差してきたラジュに対し、ネルグイはがぶりから離れてワンツーを放つ。ラジュはダブルレッグをがぶられ、ヒザを頭部に受ける。ここも自ら離れたネルグイ、攻勢だが疲れが見えるか。ネルグイはワンツーからスピニングバックキック、さらに力を入れて下段を蹴る。ラジュはここもダブルレッグを切られ、スタンドでギロチンに取られる。ネルグイは小内刈りも、自ら離れてスタンドへ。そのまま時間となった。
2R、右カーフを蹴ったネルグイは左右のハイをかわして、ダブルレッグを切りつつニンジャチョークへ。ラジュは自ら背中をつけ、体を捻ってチョークを防ぐ。試合がスタンドに戻ると、ラジュはまたもカーフでバランスを崩す。真っ直ぐ組みに来たラジュに対し、ネルグイは右腕を差して で投げる。
抑えずスタンドに戻ったネルグイは、自らの右カーフでバランスを崩す。ダブルレッグでテイクダウンを決めたラジュがバックへ。ネルグイは完全にガスアウト状態で両足のフックを許してしまう。背中を伸ばさないように耐えるネルグイだが、ラジュがRNCに入ると即タップ──1年半、MMAのトレーニングから離れ、1カ月の練習でONE初出場なったネルグイは、調整不足は明らかだった。
「タフな時間だった。チームでハードワークをして、ケガがたくさんした。この勝利に誇りに思う。ここは死ぬ準備が出来て立っているんだ」とラジュは話した。