この星の格闘技を追いかける

【SUG24】OTはお手の物。カイル・ベームがマリーニョを下し優勝、ファウラーへの挑戦権と$1万獲得

【写真】Kasai Proなどでも活躍していたが、はっきりいってノーマークだったベームが──ヒメネスを倒したマリーニョを下し優勝(C)SUG

<SUGアブソリュート級T決勝/5分1R>
カイル・ベーム(米国)
Def.OT1R0分45秒 by RNC
ペドロ・マリーニョ(ブラジル)

IBJJF柔術のマリーリョと、10thPlanetのベームの間で争われるメイソン・ファウラーへの挑戦権と、賞金10000ドル。座ったベームに対し、マリーニョはパスの圧力をかける。ヒザを押し込むマリーニョに対し、ベームはリバースデラヒーバを取る。これを捌いて一旦離れたマリーニョは、再びヒザを押し込むと背中をつけて外ヒールの態勢に。

マリーニョは極めきれないと見るや、フックを解除。同時にベームが外ヒールを仕掛け、マリーニョはロールして足を引き抜いて立ち上がる。足回しで足首を掴ませずガードを取るベームに対し、マリーニョは執拗にヒザを入れていく。ならばとリバースデラヒーバのベームは足関節もパスも許さない。

10thPlanetの黒帯としてはEBIスタイルのOTはお手の物ということか。最後の50秒で立ち上がったベームが、ジャンピングガードもすっぽ抜け背中をマットにつける。残り20秒、マリーニョのエスティマロックに即反応したベームはOTに持ち込んだ。

先攻のマリーニョはスパイダーウェブ、組み方に細かくこだわりを見せスタート。それでも右手で太ももを抑えたベームが28秒でエスケープした。後攻のベームはシートベルトを選択する。

四の字フックで固め、右手を喉下に入れるとRNCグリップ狙いからパームトゥパームに切り替える。直後にマリーニョがタップし、ベームが優勝を果たしメイソン・ファウラーの持つSUGアブソリュート級王座挑戦権と優勝賞金10000ドルを手にした。

ノーマークともいえたベームは「3人のタフな相手、特にペドロは強敵だった。彼はビーストだった。爆発力もあり、ヒールを狙ってきた。僕も狙ったけど、しっかりと防御してきた。OTは誰だろうが、バックを取れば僕のモノだ。メイソンはトップ、サブオンリーのグラップラー。でも、僕のほうが上だ」と話した。


PR
PR

関連記事

Movie