【写真】ここで初回一本勝ち、期待が膨らむ山北の勝ち方だった(C)PANCRASE

＜ストロー級／5分3R＞
山北渓人（日本）
Def.1R4分54秒 by 腕十字
尾崎龍紀（日本）

サウスポーの尾崎が、前に出てくる山北に右フックをヒット。山北はそのままシングルレッグでテイクダウンを奪う。

尾崎はハイガードを取ろうとしたが、山北にヒザを跨がれる。左腕を差してスクランブルに持ち込もうとした尾崎だったが、山北に潰されケージ際に移動する。

ケージに背中を着ける尾崎。山北はパンチを打ち込みながら、逃れようとする尾崎のトップを奪う。尾崎の左足を束ね、左のパンチを入れつつバックに回りながら、正面に回りアンクルピックでテイクダウンを取り直す。

背中をケージにつける尾崎に対し、山北は立ち上がり際をすくって上を取りきる。

ハーフで抑え、潜りには頭を抱えてクレイドルの態勢で切った山北は、尾崎が立ち上がる前にいったん足を後ろから刈り、姿勢を乱させておいてスクランブルでは余裕をもってバックに回る。

後方に倒した山北は、肩固めへ。ここから袈裟に移行し、コントロール重視のグライディングで尾崎を削っていく。尾崎は下から山北の頭に足をかけて後方回転狙い、さらにバックにつこうとする動きの先手をいき、山北は胸を合わせる。

このタイミングで尾崎がボディロックでドライブし、ケージに山北を押し込むダブルレッグで尻もちを着かせる。太ももを蹴られた尾崎が、抑えようと立ち上がったところで山北はすかさずシングルレッグで起き上がる。

尾崎は背中越しに頭に足をかけていくが、クルスフィックスも体を反転され山北がサイドで抑える。

ここから山北はパンチを入れると頭を跨いで腕十字へ。

尾崎か回転し逃れて正対も、もう一度腕を取り直した山北が腹ばいになり腕十字を極めきった。

ランキング5位の尾崎を下した現7位の山北は、同級3位・野田遼介との対戦と、その後のベルト挑戦をアピールした。

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