【UFC111】公開計量終了、王者GSPにちょっとした変化!?
27日(土・現地時間)にニューアークのプレデンシャル・センターで開催されるUFC111「Pierre vs Hardy」の公開計量が、26日(金・同に)に同所で行なわれた。
【写真】涼しい顔を見せる王者=ジョルジュ・サンピエールだったが、この後、ベルトを巻くアピールをするなど、珍しくエキサイトした (C) ZUFFA
UFC世界ウェルター級王座防衛戦に挑むGSP、赤のカラーコンタクトをつけて、異様な雰囲気を醸し出していた挑戦者ダン・ハーディともにリミット丁度の170ポンドで計量をパスした。
体重計に乗るGSPを挑発するように、体を動かし続けたハーディ。その様子をチラリといちべつしたGSPは、涼しい顔で平常心を決めこんだ。
挑戦者が「エキサイトしている。どっちを応援しようがかまわない、大騒ぎしよう。俺はクールだよ。準備はできている、爆発的な試合、もの凄い戦いになる」と大きな声でアピール。対するGSPは落ち着いた声で「何も気にしているものはない。こうやって大勢のファンの声援で、またやる気が出てくる。これまでのキャリアで最高の動きを見せる」と冷静に語る――と思いきや、自らの腰にベルトを巻くパフォーマンスを見せた。
挑戦者が興奮するのは分かるが、GSPの熱の入りようは、かつてないほど。オクタゴンでは常に冷静な王者の、このちょっとした変化はどんな影響をもたらすのだろうか。その答えは明日に出る。
また、一様に問題なく計量を終えるファイターたちだったが、ライト級からウェルター級に転向したネイト・ディアズの対戦相手ローリー・マルカムは、非常に厳しい表情をスケールの上で見せていた。
7ポンド・オーバーのマルカム。ネイトはこの対戦を了承し、キャッチウェイト戦として対戦が決まった。試合をしなければファイトマネー、スポンサー料は手にできない。そして、マルカムもこの7ポンドオーバーの裏には、どこかを負傷し、最後のウェイト調整ができなかったなどの予想も立つ。体調不十分とよんで、ネイト陣営は試合を了承したのかもしれないが、やはり体重オーバーは釈然としないものが残った。
■UFC111 計量結果は下記の通り
<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョルジュ・サンピエール:170ポンド(77.1キロ)
[挑戦者]ダン・ハーディ:170ポンド(77.1キロ)
<UFC世界ヘビー級暫定王座決定戦/5分5R>
フランク・ミアー:265ポンド(120.2キロ)
シェーン・カーウィン:265ポンド(120.2キロ)
<ライト級/5分3R>
カート・ペルグリーノ:155ポンド(70.3キロ)
ファブリシオ・モランゴ・カモエス:155ポンド(70.3キロ)
<ウェルター級/5分3R>
ジョン・フィッチ:171ポンド(77.5キロ)
ベン・サンダース:169ポンド(76.7キロ)
<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー:155ポンド(70.3キロ)
マーク・ボセック:154ポンド(69.9キロ)
<キャッチウェイト戦/5分3R>
ネイト・ディアズ:171ポンド(77.5キロ)
ローリー・マルカム:177ポンド(80.2キロ)
<ウェルター級/5分3R>
ヒカルド・アルメイダ:170ポンド(77.1キロ)
マット・ブラウン:170ポンド(77.1キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
ロドニー・ワレス:206ポンド(93.3キロ)
ジャレッド・ハマン:205ポンド(92.9キロ)
<ミドル級/5分3R>
ホウジマール・トキーニョ:186ポンド(84.3キロ)
トーマツ・デューエル:185ポンド(83.9キロ)
<ウェルター級/5分3R>
マット・リデル:170ポンド(77.1キロ)
グレッグ・ソト:170ポンド(77.1キロ)
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