【ONE】ONE✖UFCを熱望するチャトリCEOが、Empower大会の開催時期及び10周年記念大会に言及
【写真】ONE10周年記念大会、どのような規模の大会となるのか正式発表が待たれる (C)ONE
28日(金・現地時間)にシンガポールで開催予定だったONE120「EMPOWER」が延期されたONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEO兼会長が自らのSNS上で「アジアのファンからもっと多く尋ねられる質問に答えたい」という書き出しで、グラフィックを作成し「ONE vs UFCのメガイベントが実現すれば大歓迎だ」という投稿をしている。
返答というよりも、アクションを起こしてと表現して良い──この動き。ONE Empowerのリスケに関して質問をチャトリCEOに投げかけると、「あのSNSを見てくれたか? 世界の最高クラスのレベルにある2人の選手が戦うところが見たい。ONEは既にTV視聴者数ではUFCを上回ったんだ。ニールセンのレポートにあっただろう? ONEとUFCのメガイベントが行われる絶好のタイミングだ。全てのMMAファンが見たいだろう。そして私はONEのチャンピオンがUFCのチャンピオンを倒すことを信じている」という返答があった。
加えていえば、Bellatorに関してはデジタル・エンゲージ数、FacebookとYouTube&インスタのビデオビューワー数でも大きくリードしたことで、西洋と東洋という背景もあり世界二大ビッグリーグという戦局を印象付けたい狙いもあるだろう。
そんな将来の展望はひとまず置き、女子アトム級GP開幕戦の日程だが、チャトリCEOは「ロックダウンが解除されれば直ちに……6月中に行うつもりだ」と明言した。同大会に出場選手たちは18日か25日を目途に調整している模様だが、ロックダウン解除ばかりは感染状況と政府の判断に依るだけに流動的というしかない。出場予定選手たちも開き直りと繊細さが日々求められそうだ。
また2011年9月に旗揚げイベントを開いたONEにとって、今年は10周年記念イヤーでもある。チャトリCEOはこのことにも言及し、「10周年記念大会はONE史上で最大のショーンになる。ONE100回記念大会……ONE Centuryより大きなイベントにする」と言っている。
2019年10月に東京で行われたONE100大会は二部制でMMA&キックで5階級の世界戦、そして2階級のワールドGP決勝を含め22試合が行われた。コロナ禍においてONEは、収録分も合わせたこの規模の大会を昨年10月から開き続けている。既にノウハウは分かっているなかで10周年記念大会がいつ、どのような規模が開催されるのか具体的な発表を待ちたい。