この星の格闘技を追いかける

【PFL2021#03】ウスマン弟=モハメド・ウスマン、ブランドン・セイルズにRNCで落とされ黒星スタート

【写真】今は亡きシェーン・デルロサリオを思わせる、ウェルラウンダーぶりを見せたセイルズが評価を一気にあげた(C)PFL

<ヘビー級/5分3R>
ブランドン・セイルズ(米国)
Def.2R3分42秒by RNC
モハメド・ウスマン(米国)

カマル・ウスマン弟のモハメドが、3年前のコンテンダーシリーズを負傷欠場し実に3年半ぶりの実戦復帰となるセイルズと対戦。体格で一回り上回るセイルズはスイッチしつつ左の蹴りを見せる。ウスマンはジャブを伸ばすが、左フックを2発受けて腰が落ちる。それでも右を振るうウスマンに対し、セイルズは足を使って左ジャブ、リードフックを繰り出す。

ウスマンは前に出てスラッピーながら勢いのある左右のフックを振るっていく。そこにヒザ、さらに右カーフを効かせるセイルズはジャブをサークリングでかわすと、右フックを当てる。ウスマンは素早い左フック、左ジャブを見せるも、カーフで前進を阻まれる。ダブルレッグも切り、逆にテイクダウンのフェイクで惑わせて右をヒットさせたセイルズのペースで試合は進む。

ロー、ボディストレートと攻撃を散らすセイルズに対し、ウスマンが左フックに続き、右オーバーハンドを当てる。セイルズは左ミドルを蹴り込み、左ジャブ、そして左ローを蹴る。ウスマンは左を振るって前に出るが、ジャブを貰い初回はセイルズが取った。

2R、初回同様スイッチをして左右のローでセイルズが、ウスマンの前足を削り左フックを入れる。ジャブを返すウスマンに対し、セイルズはボディストレート&ジャブを伸ばす。ウスマンは左フックを当て、さらにジャブを打ち込む。セイルズは組みに行き、離れながら左フック。と、ウスマンの左に右を合わせてダウンを奪う。セイルズはウスマンのシングルを切って、がぶるとそのままギロチンに移行しスタンドでケージに押し込み力を加えていく。

頭を抜いたウスマンだが、セイルズはシングルレッグからバックに回る。ウスマンは胸を合わせて離れてパンチを振るうが、がら空きのアゴに右ショートを被弾して2度目のダウンを喫する。足が効かないウスマンからマウントを奪ってセイルズは、パウンドを落とす。

ウスマンが背中を見せてくるとバックコントロールから殴り、体が伸びたところでもう一度またいでRNCへ。この絞めでウスマンが落ちて、セイルズが5Pを獲得した。

「マットがスリッピーで、防御のどちらでも気になっていた。重いパンチを何発がもらったけど、それは彼が誇りに思うべきだ(笑)。ハードワークで身につけたスキルを披露して、夢を追いかける」と勝者は話した。


PR
PR

関連記事

Movie