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【LFA104】フィリップスのパンチに慣れたマッケンジーが猛攻仕掛け逆転判定勝ち

<ライト級/5分3R>
アーロン・マッケンジー(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ブランドン・フィリップス(米国)

ワンツーで右を当てたフィリップス。マッケンジーは左フックを振るう。フィリップスがジャブを伸ばし、ローや右ストレートを伸ばし序盤をリードする。さらにボディストレートを入れたフィリップスが、ローに右を合わせていく。フィリップスの打撃の圧の前に、組みが中途半端になったマッケンジーはボディ、ジャブを継続的に被弾する。

さらに右フックを当てたフィリップスは、身長差がマイナスに働きテイクダウンに入り辛そうだ。ならばとリーチ・アドバンテージを生かし、ロングフックを見せるがボクシングはフィリプスが上か。マッケンジーはダブルのジャブ、フィリップスは引き続きボディにストレートを入れ、ワンツーを見せる。ワンツーを返したマッケンジーは、ダブルレッグを切られた際にヒザを突き上げる。フィリップスもボディ中心、顔面に届くパンチが少なくなったラウンド終盤だった。

2R、初回でフィリップスのパンチに慣れたか、積極的にパンチで前に出るマッケンジーが右アッパーを打ち込む。後手に回るようになったフィリプスは、カーフを蹴られ左ボディを返す。ボディを殴られ、ダブルからヒザ蹴りを見せたマッケンジーが左フック、左エルボーを繰り出す。と、右オーバーハンドをフィリップスがヒットさせるが、マッケンジーが左フックをクリーンヒットさせる。

引き続きジャブ、左ボディを繰り出すフィリップスがボディから顔面とワンツーを決める。マッケンジーは前に出てワンツー、打ち合いのなかでテイクダウンを狙う。離れたフィリップスがボディフックを決める。序盤はマッケンジー、後半はフィリップスが攻勢だった。

最終回、頭を振ってパンチを繰り出すマッケンジーは、まだテイクダウンが出来ていない。とマッケンジーは右ミドルを入れ、フィリップスの動きが落ちる。それでもボディを返したフィリップスだが、ヒザを腹に受ける。押し返されたマッケンジーが尻もちをつくが、フィリップスが腹が効いているのか動けない。

直ぐに立ち上がったマッケンジーは、左右のフック、エルボー、ヒザ蹴りとフィリップスを圧倒する。縦ヒジ、右オーバーハンド、左フック、右アッパー、右ハイと猛攻を仕掛けるマッケンジーが、ダブルレッグでからシングルにスイッチし尻もちをつかせる。立ち上がったフィリップスは流血しており、左フックを打たれダブルレッグで倒される。ついに背中をマットにつけたフィリップスは、殴られながら立ち上がる。

ここで打ち合いに応じたフィリップスは、ダブルレッグでテイクダウンを取られクォーターマウントを許す。左腕を差して立ち上がったフィリップスに右ヒジ、右アッパー、ワンツーからヒザと猛攻を仕掛けるマッケンジーが、試合終了まで攻め続けた。

初回はフィリップス、2Rは微妙。3Rはマッケンジーで明白で10-8もありうる。2つを落としていても、ドローも考えられる状況のマッケンジーは結局、ジャッジ3者から29-28の支持を得てライト級王座挑戦を引き寄せた。


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