【F2W160】ティーンエイジャー怪物対決は、バッハのマリーニョがバックスローとギロチンでアウメイダ下す
16日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミのフォー・アンバサダーズ・ビルディングにてグラップリングイベントFight 2 Win(F2W)160 が行われた。
レポート第3回は若干18歳ながらアメリカン・ナショナル・ノーギでリダ・ハイサム&デイヴィット・ガルモという在米カルペディエム勢に勝利してヘビー級と無差別級を制したガブリエル・アウメイダと、グレイシー・バッハのノーギ茶帯王者ペドロ・マリーニョの一戦をお伝えしよう。
Text by Isamu Horiuchi
<ノーギ/8分1R>
ペドロ・マリーニョ(ブラジル)
Def. 判定3-0
ガブリエル・アウメイダ(ブラジル)
引き込むことなくスタンドの攻防に臨んだ両者。頭を付けて押し合いいなし合い、足を飛ばしあう。お互いの頭が強く衝突する緊張感のある攻防のなか、マリーニョはたまに必殺のギロチンを狙って飛びつく仕草を見せる。アウメイダはこれを警戒してテイクダウンに入りにくいようだ。
両者譲らない立ち技が続くなか、残り3分のところでマリーニョがダブルレッグに入る。アウメイダはすかさずがぶるが、マリーニョはほぼ首だけでアウメイダをリフトして放り投げると、バランスを崩したマリーニョの背中に付き、豪快なバックスロー。
すぐに立ち上がったアウメイダは、向き直るとすぐに逆にダブルレッグで逆襲。が、これを待っていたマリーニョは強烈なギロチンで切り返す。アウメイダは自ら下になって回転し、なんとか首を抜いて立ち上がった。
スタンドの攻防に戻った両者。残り45秒のところで、このままでは判定で不利なアウメイダが引き込み。シッティングから仕掛けようとするが、マリーニョは上からアウメイダの頭と手首を抱えて横に崩すと、再びギロチンへ。アウメイダは回転して逃げることを余儀なくされた。
残り時間わずか、アウメイダはまたしてもダブルを狙うが、ここもマリーニョがギロチンで切り返したところで試合終了。判定は豪快なバックスローと強烈なギロチンで何度も見せ場を作ったマリーニョに。まだ茶帯、グレイシー・バッハの期待の星が恐るべき可能性を見せつけた。