【Pancrase319】透暉鷹が田中半蔵とのスクランブルゲームを制し、判定勝ちでパンクラス2勝目を挙げる
【写真】昨年の修斗新人王が、修斗でも先輩の半蔵を完封した(C)KEISUKE TAKAZAWA
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
透暉鷹(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
田中半蔵(日本)
サイド気味の蹴りを見せた半蔵に対し、透暉鷹が左ローを蹴る。さらに右でも蹴っていく透暉鷹は、左オーバーハンドをかわす。ここで透暉鷹がダブルレッグを選択し、半蔵をケージに押し込みにクリンチへ。体を入れ替え、ダブルから押し込み返した半蔵は、もう一度ポジションを変えられ、テイクダウンの攻防でバックを取られる。
前方に落とされそうになった透暉鷹はスロエフ・ストレッチを見せる。逃れた半蔵が逆にスクランブルで透暉鷹をケージに押し込んでいく。互いに力を使った初回は透暉鷹が3-0とした。
2R、右を当てた半蔵に対し、透暉鷹は右ハイを狙う。組んだ透暉鷹がケージに半蔵を押し込み、ボディロックからバックへ。ウィザーで耐える半蔵だが、正面に回られて尻もちをつかされる。ワキを潜ってバックに回った透暉鷹が足を一本入れて圧力を掛け、両足をフックする。足を払って下に透暉鷹を落とした半蔵がトップに。ケージを背負って座った透暉鷹は大きなパウンドを受けないまま、ラウンド終了に。立ち上がるには至らなかった透暉鷹だが、序盤の貯金がきいてこの回も3人のジャッジの支持を集めた。
最終回、跳び蹴りで距離を詰め、見ている半蔵にダブルレッグを透暉鷹が決める。ハーフから枕で圧力を掛けた透暉鷹が、しっかりと抑える。透暉鷹は肩固めの機会を伺いつつ、スクランブルでバックを制して両足をフックする。動けない半蔵は、ロールを正座状態に。背中につく透暉鷹は、時間が過ぎるなかで盤石の状態が続く。最後の20秒で胸を合わせて上を取った半蔵だが、ここからの攻撃はなくタイムアップに。
透暉鷹がフルマークの判定勝ちを、パンクラス初戦2戦目でベテラン半蔵を下した。