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【ACA112】結局、組まれたユヌソフ戦。ブランダォンはリベンジを許し、勝者は「病院に戻る」

<フェザー級/5分3R>
ジハド・ユヌソフ(ロシア)
Def.decision
ディエゴ・ブランダォン(ブラジル)

1度は中止が発表されながら、組まれることが決まった一戦。右ミドルを蹴ったブランダォン、サウスポーのユヌソフに右ミドルから右ローを続けて蹴る。ユヌソフは前蹴り、ハイを蹴り、ブランダォンのダブルレッグを切ってシングルレッグへ。右足でユヌソフを跨いで腕十字に入ったブランダォンが、ユヌソフの左腕が挟まっているために足をクロスさせて右腕を伸ばしに掛かる。

この十字は極まらず、ガードに戻したブランダォンがケージを背に立ち上がる。すかさずユヌソフはクリンチに持ち込み、ボディにヒザを入れていく。レスリングでブランダォンを攻め込むユヌソフがバックに回り、ブランダォンは胸を合わせるが、ケージに押し込まれた状態が続く。残り20秒で離れた両者、ブランダォンは跳びヒザに失敗し尻もちをつく。すぐに立ち上がったところで初回が終わった。

2R、左フックを振るうブランダォンだが、ユヌソフがダブルレッグでケージに押しこむ。そのままボディロックで足をかけずに尻もちをつかせたユヌソフは、ダブルに切り替えてテイクダウンを狙う。シングルで尻もちをつかせたユヌソフは、すぐに立ち上がったブランダォンを反り投げで投げようとして失敗。

ユヌソフは背中から落ち、立ち上がろうとしたところでバックマウントを取られる。乗りすぎのブランダォンは自らフックを外しスタンドに戻ると、ユヌソフが左ミドルを蹴っていく。左右のフックもスピードがないブランダォン、ユヌソフも動きが落ちている。左を当てて組んだユヌソフだが、最後の20秒で離れ左から右ストレートを打ち込む。ブランダォンは跳びヒザを見せてラウンド終了となった。

最終回、自らの右オーバーハンドでスリップしたブランダォンは、立ち上がってユヌソフの左フックをかわす。頭がぶつかりそうな踏み込みから、ブランダォンがオーバーハンドを見せダブルレッグへ。ユヌソフは切るが、足払いで倒される。ここで顔面を蹴りそうになったブランダォンに注意が入る。館内はユヌソフ・コールが起こり、ブランダォンのオーバーハンド、スーパーマンパンチをかわす。左ミドル、前蹴りを蹴ったユヌソフがサイドキックへ。

さらに後ろ回し蹴りなど、アクションを起こすユヌソフが左ミドルを決める。手数が減ったブランダォンは左フックも、ユヌソフがワンツーをヒットさせる。ブランダォンのシングルレッグは切られるが、続くダブルレッグでバックに回る。前転から上を取りかかったユヌソフのバックに回ったブランダォンは、そのまますかして背中をつけたユヌソフを上四方からサイドで抑える。

ユヌソフもスクランブルに持ち込み、ベリー・トゥ・ベリーを仕掛けたところでタイムアップに。判定勝ちでリベンジを達成したユヌソフは「2日前に体調が悪くなり病院に行った。これから病院に戻る」と話した。


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