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【UFN178】タフファイト。レスリングでリードしたベキッチが疲れ、ジャクソンが逆転ギロチン斬り

<フェザー級/5分3R>
デイモン・ジャクソン(米国)
Def.3R1分21秒by ギロチンチョーク
ミルサッド・ベキッチ(米国)

右ストレートからダブルレッグを仕掛け、一気にベキッチがテイクダウンを奪う。立ちあがったジャクソンをボディロックテイクダウンで倒し、バック&ワンフックでベキッチが殴っていく。ジャクソンは前転からハーフ、潜ろうとするとベキッチが後頭部にパンチを入れてレフェリーがブレイクを命じる。試合はスタンドで再開となり、右の相打ちからベキッチがダブルレッグ、ジャクソンはギロチンで応える。

立ちあがり、シングルからバックに回ったベキッチに対し、スイッチをジャクソンが狙う。すかしてヒザを入れたベキッチだが、ジャクソンは足をロックせずにキムラでスイープを狙う。キムラはタイトに入ったが、足を制していないためにサイドから頭を越えていったベキッチが腕を抜き、バックに回り込む。両足をフックし絞めを伺うベキッチは、肩固めへの移行も試みる。正対しシングルに出たジャクソンは頭を殺され、またもバックに回れそうになる。サイドバックで鉄槌を落としたベキッチが初回を取った。

2R、右前蹴り、パンチを振るって組みついたベキッチが、初回と同じように即テイクダウンへ。ジャクソンはここもギロチンをセットし、クローズドで固める。アームインで絞めるジャクソンだが、クラッチを剥がしたベキッチがバックへ。スイッチにも背中を譲らなかったベキッチは、RNC狙いから上を向いてきたジャクソンに対し、肩固めへ。すかさずバックを見せたジャクソンは、背中を取らせて立ち上がると、今度は足を制してキムラを狙う。

自らの股間の下に拳を持ってきてキムラを堪えたベキッチのバックコントロールが続く。足を抱えるように胸を合わせに行ったジャクソンだが、ベキッチはこれを防いで四の字フックへ。フックが緩むとジャクソンが立ち上がる。ベキッチはバックからギロチンを取り、引き込む。ジャクソンはケージを蹴り、逆立ちのような状態から後転すると頭を抜いてトップへ。腕に絡んできたベキッチにエルボーを入れたジャクソンは、トップでラウンドを終えた。

最終回、左から右を伸ばしたジャクソン。ベキッチは疲れたか、2Rまでのような勢いはない。ジャクソンはクリンチでヒザをボディに入れる。押し込み返したベキッチのシングルレッグにギロチンからスイープを決めたジャクソンが、マウントでギロチンを続ける。喉下にしっかりと右腕を滑り込ませたジャクソンがタップを奪った。

2週間前のオファーでUFC復帰を果たしたジャクソンは「試合の準備をしていたから、体調は良かった。スパーリングができない間もスタミナトレをしていたしね」と話した。


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