この星の格闘技を追いかける

【TPF】パイパー次男、ホーガン甥は明暗分ける

2010.02.05

コルトン・トゥーブス (C) MMAPLANET4日(木・現地時間)、セントラルカリフォルニアのMMA登竜門TFC=タチ・パレス・ファイツが行なわれ、話題となった肉親に有名プロレスラーを持つ二人のファイターが出場、その結果は明暗を分けることとなった。

【写真】19歳、チーム・クエストでMMAを練習するようになり3年というコルトン・トゥーブス。判定負けで敗れたが、堂に入ったファイトだった(C) MMAPLANET

■フェザー級/3分3R
アート・ベセーラ(米国)
Def.3R終了/判定 30-27、30-27、30-27
コルトン・トゥーブス(米国)

まず、第3試合のフェザー級3分×3R戦に出場したコルトン・トゥーブスは実父ラウディ・ロディ・パイパーが観客席で見守る中、キャリア0勝1敗のアート・ベセーラと対戦。ベセーラが思い切り蹴り込む、ハイ、ミドル、ローに怯むことなく打撃戦を繰り広げるコルトンは、思い切ってテイクダウンを狙うが、すぐに立ち上がられてしまう。


アマチュアMMAを4試合経験し、この日がデビュー戦のコルトンは、スタンドの打撃戦は押され気味だが、堂々とした戦いぶりでテイクダウンを仕掛けたところで1Rを終える。

ベセーラが口を大きく広げ肩で息をしており、反撃が期待されたコルトンの2Rだが、反対にテイクダウンを奪われてしまうと、直後にコルトンはガードから腕十字を仕掛けるが、ベセーラは力任せにリフトし、マットに叩きつけて腕を引き抜く。ベセーラのパウンドを受け、なかなか立ち上がることができないコルトンはようやくスタンドへ戻るが、再びテイクダウンを許し、劣勢のまま最終ラウンドへ。

思わぬ組み技の展開でもポイントを逸したコルトンは、一本かKOが必要になる最終回も、序盤の打撃戦で思うように攻めることができない。このままじり貧かと思われたコルトンだが、最後の最後にテイクダウンからマウントを奪うことに成功。しかし、足を戻され、今一度マウントを狙ったところで試合終了のホーンが鳴り響き、万事休す。

ジャッジ三者とも30-27で、コルトンは初陣を飾ることはできなかったが、堂々たるデビュー戦といえた。19歳のグリーンボーイは両目を腫らしながらも、「ロディ・パイパーの息子でなく、コルトン・トゥーブスとして、2、3年後には認識してもらえるようになりたい」と前向きに語っている。


デイビッド・ブレア (C) MMAPLANET続く第4試合ライト級3分×3R戦に出場したのは、ハルク・ホーガンの甥っ子=デイビッド・ブレア。コブラカイ所属のブレアは、キャリア0勝1敗のティム・デナムと対戦。ブレアはすぐにデナムからテイクダウンを奪うが、ギロチンで首を捉えられてしまう。

【写真】コブラカイ所属らしく、グラップリングに強さを見せたハルク・ホーガンの甥デイビッド・ブレア (C) MMAPLANET

■ライト級/5分3R
デイビッド・ブレア(米国)
Def.1R1分48秒/腕十字
ティム・デナム(米国)

落ち着いて戦うブレアは、首を引き抜くとガードになりながらも腕十字へ。これを察知されると、オモプラッタからスイープを狙う。さらにダブルレッグにつなげ、デナムをテイクダウン。直後にマウントから、自らの足をデナムの頭にかけ、腕十字の態勢へ。直後にデナムがタップ。これでブレアはMMAデビュー以来2連勝となった。

ブレアはコルトンと違い、ハルク・ホーガンの甥であることをアピールするようかのように、勝利者コール前に叔父と同じポーズを見せたのだった。

<UFCチャンピオンベルト>
UFCチャンピオンベルト、WECチャンピオンベルト、マウスパッドなど、ファン必見のグッズが続々登場! 価格はなんと、1,260~3,990円(税込)と超お買い得!売り切れ御免の早い者勝ち!!
PR
PR

関連記事

Movie