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【ONE110 No Surrender III】That’s MMA!!! ピンカがバック拳でダウンし、ウィラチャイに判定負け

【写真】意地を見せたウィラチャイ。ピンカも巻き返しが楽しみだ(C)ONE

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シャノン・ウィラチャイ(タイ)
Def.2-1
ファビオ・ピンカ(フランス)

注目のピンカのMMA初陣。距離を取って回るピンカが、まず右のミドルを蹴る。関節蹴りを見せたウィラチャイが圧力を受けてコーナーに追い込まれる。ウィラチャイが蹴り足をキャッチしてクリンチへ。ロープを背負って耐えていたピンカは小外掛けをで倒されそうになるが、ロープにワキをかけて耐える。

レフェリーは見過ごし、ブレイクに。打撃の間合いでローを入れるピンカ、間合を外したウィラチャイの右フックに左を被せていく。右から左のローを蹴ったピンカがプレッシャーを掛け、ローに右を合わせる。ピンカは左アウトサイド、ローに再び右を繰り出す。

残り50秒、ウィラチャイが右ジャブを当てるが構わずローを続ける。前足のアウトサイド―でウィラチャイの体が流れるようになる。左ハイでバランスを崩したピンカに対し、左を入れたウィラチャイがパウンドを連打。ピンカは時間に救われた。

2R、初回終盤の攻防がどのように影響を与えるか。右ロー、左ローを3発入れたピンカに対し、ウィラチャイはカットせず組みにも行かない。コーナーに詰まったウィラチャイに右を当て、自ら組んだピンカは体を入れ替えられるとエルボーを2発入れて離れる。

スイッチから前に出たウィラチャイに右を当て、右ミドルを入れたピンカはハイをかわした直後に左を放つも──直後にバックブローを被弾してダウンを喫する。

パウンドを受けながら立ち上がったピンカはヒザを顔面に受け、距離を取り直す。フックの打ち合いでも、ヒザを貰ったウィラチャイがフックを返す。一旦距離を取り直したウィラチャイはローを受けて下がる。ピンカはワンツーを入れ、下がるウィラチャイにローを蹴り込む。

左ミドルハイ、前蹴りからハイ、ラウンド終了となりウィラチャイが試合をリードした。

最終回、ローの蹴り合いからピンカが左フックを振るう。距離を取るウィラチャイはローをキャッチできず、ローが急所に入ったとアピールする。インターバル後、強烈なインローを入れたピンカは前に出てきたウィラチャイだが、すぐに間合いを取り直す。左ミドルに右フックを合わせていったウィラチャイは、ローを蹴られて回るのみの状態に。

組まれてもパンチで離れ、ローを蹴るピンカは前に出てくるところで左を当て、ローからハイを蹴り込む。ピンカはダブルレッグを切り、距離を詰めると左を当てる。スピニングバックフィストを空振りとなったピンカは、残り10秒でスピニングバックキック。さらにローを入れてタイムアップに。

攻めている時間は圧倒的に多かったピンカだが、初回のパウンド、2Rのバックブローでのダウンを喫しているのは大きい。結果、ウィラチャイが判定勝ちとなった。


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