【DWTNCS S04 Ep03】蹴って、殴って、倒してコントロール。シャイアン・ベイスがローズに完勝
【写真】蹴りよりも手の圧力、そして連動されたテイクダウン狙いとポジション奪取、高いポテンシャルを見せたバイス(C)Zuffa/UFC
<女子ストロー級/5分3R>
シャイアン・ベイス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ヒラリー・ローズ(米国)
バイスの右ローに対し、ショートのコンビを打っていくローズ。頭が当たるような近い距離でパンチを連打で迎え撃ったベイスが前蹴りを見せる。
クリンチからローズが飛びつき十字へ、スラムで腕を抜いたバイスは試合がスタンドに戻ると組んでケージに押し込む。
ローズが左を差してテイクダウンを狙うがベイスはトップをキープし左のパンチを落として立ち上がる。左にワンツーを返すローズが、左ミドルハイ。ベイスはワンツーで前に出て、組まれると首相撲&ヒザを突き上げる。
ここでベイスは離れて、ローに右から左を打ちこむ。前蹴りで下がらせ、腹を殴ったベイスが右ストレートを当て、ダブルレッグをスプロールする。がぶってバックに回ったベイス、引き込んだローズがハーフガードを取る。ローズはヒジを張って肩固めを防ぐが、バイスはパスからマウントを狙う。ここで足を入れられたベイスはスタンドに戻り、パンチを真っ向から打ち合い時間に。
2R、ワンツーで前に出るベイスが、右ロー。ローズの右ローにワンツーを合わせる。スイッチの左の蹴りを見せたベイスがケージにローズを押し込む。右ローを入れたローズだが、ケージに押し込まれた状態が続く。
ヒザを腹に入れ、パンチをまとめたベイスがケージに押し込んだままでエルボー。右目じりをカットしたローズが体を入れ替えるも、すぐに押し返したベイスが離れてパンチ、組んでヒザを狙う。
ローズは右ローにまたもカウンターを合わされ、続いてワンツーで顔面を打たれる。左ローにもカウンターを決めたベイスは、強い右を打ち込む。クリンチでケージに押し込んだローズに対し、回ってヒザを入れたベイスは足払いにもトップをキープしてバックへ。両足をフックしてパンチを打ちつけ時間を迎えた。
最終回、ローズがワンツーを見せてエルボーを狙う。ベイスは前蹴りに右を当てボディから左フックを狙う。ボディと顔面のコンビを再び決めたベイスが、クリンチ→壁へ。ダブルアンダーフックのベイスはヒザ、ヒジを打って離れる。ベイスは右オーバーハンドを決め、組むとバックへ。ローズは胸を合わせるが、ケージに押し込まれて時間が過ぎる。
残り2分、エルボーからパンチをまとめたベイスは、ローズのダブルレッグを切ってバックに回る。ワンフックでネルソン、前方に落とされそうになって背中に付き続けスタンドへ。ローズは後方へのエルボー、胸を合わせる。ベイスはエルボー、足を止めての打ち合いで試合を纏めフルマークの判定勝ちを決めた。
「私はUFCで戦えると示したわってダナに伝えたの。彼女は茶色の柔術家だけで、彼女が何をしてきても負けるわけにはいかなかった。そしてやり切れて、凄くハッピーだよ。JPは先週試合ができなかったけど、ベイスの名前の下で戦った。彼は私と同じことできるギャングスタ―よ」とバイスは勝利を振り返った。