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【DWTNCS S04 Ep03】疲れ切って判定勝ちのクロス、「アイム・ソーリー。もっとできるんだ」

【写真】減量苦が響きスタミナを切れたクロスは、逃げ切り判定勝ちにも笑顔はなかった(C)Zuffa/UFC

<ライト級/5分3R>
ケニー・クロス(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ケビン・サイラー(ボリビア)

昨年のコンテンダーシリーズで勝利も計量失敗で契約を逃したサイラーが、階級を上げてクロスと対戦する。両手を前で差しだした構えのクロスが左リードフックで、これで押されたようにバランスを崩したサイラーが、すぐに立ち上がる。クロスがパンチを振るって組もうとするとが、サイラーがカット。すぐにケージ際のクリンチ戦となり、離れたクロスが左フックから左ミドルを蹴り込む。

もう1度ミドルを蹴られたサイラーは、右ハイを蹴り返す。クリンチからサイラーが、払い腰でテイクダウンを奪いバックへ。立ち上がったクロスが、手首を掴んで背負うようにサイラーを前方に落とし、サイドを取る。背中を譲って立ち上がったサイラーは胸を合わすと、倒され際にギロチンを狙う。クロスは頭を抜いてトップキープ、残り5秒でパウンドを纏めて時間を迎えた。

2R、クロスの左ミドルに右を合わせようとしたサイラーは、逆にハイを狙う。サイラーはダブルレッグにヒザをつかされ、すぐにスクランブル。クロスは直後にダブルレッグを仕掛けると、サイラーはギロチンに入る。かなりタイトに見えたギロチンをしのいだクロスがスクランブルでバックへ。

サイラーはスイッチを察知された直後に、両足をフックされる。

横向きでRNCと肩固めを防いだサイダーだが、パンチを落とされて上を向く。クロスはマウントでパンチ&エルボーを落とすが、サイラーはブリッジからリバーサルに成功すると、直後にストレートフットロックへ。

ヒザを抜いて正対したクロスが上を取り返し、ここもクロスのラウンドとなった。

3R開始直後のサイラーの飛びヒザをかわしたクロスがシングルレッグへ。サイラーはキムラクラッチで防御し、クロスのクラッチを切って引き込む。クロスはキムラ狙いにパスを合わせ、逆にクラッチを利用してトップを取り切る。ケージを背負って立ち上がったサイラーだが、ケージに押し込まれた時間を使われる展開に。

サイラーはスイッチ狙いから、前転してガードへ。同時に足を抜いたクロスは、自らハーフに戻るような動きを見せ、サイラーが足を戻すままにさせガードの中へ。完全に抑えにいったクロスは、スクランブルでボディコントロールもサイラーがバックへ。乗りすぎで、自らスタンドに戻ったサイラーがワンツー、右ミドルを蹴る。疲れ切ったクロスに対し、サイラーはダブルレッグでテイクダウンし即マウントへ。

背中を譲って逃げ切りに専念したクロスが3-0の判定勝ちを収めた。

「初回が終わって減量の影響で疲れを感じ、レスリングに徹した。申し訳ない。僕はもってできるんだ……。今日は皆が期待している動きができなかった。アイム・ソーリー」と勝者は話した。


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