【Brave CF35】レフェリーも怖い──ルーマニアMMA。トゥンキャハがベレチュをパウンドアウト
<72キロ契約/5分3R>
アブンバカ・トゥンキャハ(フランス)
Def.2R3分36秒by TKO
マルヴィン・ベレチュ(ルーマニア)
モルドバのアンドレイ・バルバロサが欠場し、ドゥンキャハはフェザー級から72キロ契約でベレチュと対戦。ベレチュもまたケンポーカラテの国内王者だという。まず左ローを蹴ったベレチュは右ロー、左ハイというキレのある蹴りを見せる。トゥンキャハはダブルレッグを仕掛けると、ベレチュはジャンピングガ―ドからギロチンへ。頭を抜いたトゥンキャハに三角を狙う仕草も見せるベレチュだが、トゥンキャハがガードの中からパンチを腹に落とし、鉄槌を顔面に落とす。
今年を上げたトゥンキャハが勢いの良い左右のパウンドを続け、左エルボーを打ちつける。両腕でパンチを落とされるベレチュは腰を切って腕十字──と思いきや、キムラクラッチのまま腹ばいになる。腕を抜いてトップを取ったトゥンキャハはクルスフィックスでエルボーを連打し、殴られ続けるベレチュを見ても試合を止めない。1分近く殴られ続け、動けなかったベレチュはレフェリーに見殺しにされる前にタイムに救われた。
2R、ローに右を合わせるベレチュは、ダブルレッグですぐにテイクダウンを許す。ガードの中でトゥンキャハはエルボー、パンチを落とす。ベレチュは必死にクローズドガードを取るが、ケージに詰められ右のパンチの連打を受ける。頭を守るだけのベレチュを見ても、レフェリーはストップをかけない。一度休んでから、パンチを続けたトゥンキャハにベレチュがスイープを仕掛ける。
これを防がれると、ベレチュは必死の三角狙いも担がれパスからマウントを奪われる。左右のエルボーを連続でトゥンキャハが落とすと、ついにレフェリーが試合を止めた。