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【Shooto2020#03】岩本健汰と戦う世羅智茂─02─「勝ちに行きますが、岩本君の動きもよく見て欲しい」

【写真】柔術、そしてグラップリングが本当に好きなんだなぁというのが伝わってくる世羅だった (C) MMAPLANET

31日(日)に会場非公開のABEMAテレビマッチとして開催されるProfessional Shooto2020 Vol.3 で、岩本健汰とグラップリングマッチがAOKI PROJECTとして組まれた世羅智茂インタビュー後編。

自らが臨んだ岩本戦が、思わぬ形でプロ修斗の大会で組まれることとなった世羅は、グラップリングマッチが2カ月連続でABEMAの格闘技中継で見られる事態をどのように捉えているのか。そして岩本戦でどのような試合を見せたいのか──そんな問いに対い、世羅の持つ独特の世界感が伝わってくる返答があった。

<世羅智茂インタビューPart.01はコチラから>


──対策練習が好きでないと?

「そればっかりだと飽きてしまって、疲れちゃうんです。それなら純粋にやりたいこと、試したいことを練習したいんです、まだ」

──青木戦と同じルール。前回はMMAファイターと、今回はグラップラーと。組み技のなかで異種格闘技戦になっているような試合です。

「あっ、そこは意識していないです。組み技の異種格闘技戦……岩本君はグラップリングに寄っている柔術家で近いような気がします」

──岩本選手は自らをグラップラーであって、柔術家とは名乗っていない向きがあります。

「そうですか。なるほど……(微笑)」

──今回の試合は何か想うところはありますか。前回の試合は……。

「塩試合やってしまったので、前よりは動こうと思います。さすがに(笑)」

──前の試合は上にいた青木選手も動いていないです。

「まぁ、僕も動いていなかったのでお互い様です。上が動くってモノでもないですし」

──そういう想いもあるので、今回は意識して動くということになりますか。

「でも、勝つためです。良い試合をしても、極めることができなければドローなので。一本を狙っていきたいです」

──世羅選手は柔術の試合でも、下から腰を切って果敢に極めに行ったり、スクランブルでバックに回って思い切り絞めを狙うとか、極めに拘る印象がありました。同時に、そこでスタミナをロスすることも含めて。

「昔はけっこう酷かったです、その傾向が……」

──酷かった?

「あっ……酷かったというより、強かったです。今は自重するようになりました。昔ほどでは、なくりましたね。そこは変えてきています」

──ところで岩本選手は、厳密にいえば世羅選手とは柔術でいえば帯の色が違います。

「ハイ、柔術だと同じトーナメントには出られないですね」

──ただ、彼はもう連盟に認められた帯を巻くつもりもないようです。

「その思いっきりが良いですね。中途半端じゃなくて。僕は柔術も割としたいし、グラップリングもしたいので中途半端ですね」

──いえいえいえ。

「でも石川(祐樹カルペディエム青山代表)さんに『どっちかにせぇ』というか、『グラップリングに専念したら』とはよく言われます」

──グラップリングに専念すると、試合数が極端に限定されてしまうので、躊躇してしまうかと。

「日本だけだと一気に試合は少なくなってしまいますよね。う~ん、米国ではないのでグラップリングに専念しづらいです」

──米国ではノーギ・グラップリングの試合にどんどんMMAファイターも出場してきますしね。

「ハイ、米国はグラップリングが盛んです」

──世羅選手がそういうことに無頓着な性格であることは、徐々に分かってきましたが、2カ月連続でグラップリングの試合がABEMAで流される。コロナの時代のMMA大会にグラップリングが入り込む余地があるのではないかと。

「あぁ、そうなれば嬉しいですね。MMAファイターと柔術家が試合をしたり、そういうのでも続いてほしいですね。なので、このルールで戦ってくれる選手がいてほしいです。普通の柔術ルールだけを考えているグラップラーばかりが相手だと詰まらなくなるので。サブミッションに寄っているグラップラーがいれば、盛り上がりやすいですよね」

──Road to ONEに出場した宮田選手などもADCCに予選から出たいということを言っていましたし、コロナ時代はグラップリングが脚光浴びる機会になるかもしれないです。

「グラップリングをこれだけ見てもらうことって、過去になかったことですしね」

──そこでこのルールに出たいと思う柔術家、MMAファイターが増えると良いですね。では改めて、岩本戦への意気込みをお願いします。

「意気込み……ですか、まず前よりは動くので見てください(笑)」

──アハハハハ。

「僕ももちろん負けるつもりで戦うことはないです。でも、岩本君ももの凄く強い選手で、これからのグラップリング界の中心になる選手です。僕も勝ちにいきますけど、彼の動きも良く見て欲しい……。これじゃ、意気込みにならないですね」

──いえ世羅ワールドが展開されたと思っています。ありがとうございました。

「こちらこそありがとうございます」

■プロ修斗対戦カード

<修斗暫定世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
岡田遼(日本)
倉本一真(日本)

<修斗女子スーパーアトム級王座決定T準決勝/5分3R>
黒部三奈(日本)
大島沙緒里(日本)

<修斗女子スーパーアトム級王座決定T準決勝/5分3R>
杉本恵(日本)
中村未来(日本)

<ライト級/5分3R>
SASUKE(日本)
西浦ウィッキー聡生(日本)

<バンタム級/5分3R>
清水清隆(日本)
小堀貴広(日本)

<フェザー級/5分3R>
石井逸人(日本)
齋藤翼(日本)

<ライト級/5分2R>
木下タケアキ(日本)
西川大和(日本)

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