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【UFC249】ドミニク・クルーズ、無観客と日本のファン発言の真意「固唾を飲んで見守る。僕も同じだった」

UFC249【写真】このような感じでバーチャル・メディアデーは行われていた。記者としては非常にありがたい試みだ (C)Zuffa/UFC

9日(土・現地時間)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC249。7日(木・同)にUFCはバーチャル・メディアデーを行い、メインカード出場選手が個別取材を世界中のメディアから受けた。

MMAPLANETでは5日のテレ・カンファレンスで、無観客試合について日本のファンの反応を引き合いに出したドミニク・クルーズに対し、「あの例えはポジティブに捉えて良いのか、それともネガティブな面があるのか。日本のファンに関して、どのような印象を持っているのか」という問いかけをした。

ドミニクの返答は以下の通りだ。


ドミニク・クルーズ
「無観客の会場をどう思うのかと尋ねられ、なぜ日本のファンの反応を引き合いにだしたかというと、それは僕がかつて想いを抱いていたことだったからだよ。ずっとPRIDEの試合を見ていた。そして、会場がとにかく静かだったんだ。僕の日本のMMAファンの印象って凄くMMAを理解していて、彼らは一つ一つの動き、技を理解しようと選手の動きを固唾を飲んで見守っているというモノだったんだ。だから会場は静寂に包まれ、皆が聞き耳を立てているような感じだった。

でも、それって僕も同じだったんだよ。僕は日本に行ったことはないけど、PRIDEを視聴していて凄く高いレベルの攻防を声も挙げず、一挙手一投足を見逃さないようにしていた。

マーシャルアーチストとして、マーシャルアーツへの敬意が感じられた。だから、僕もあの頃の選手のように、本当に静かな中で互いのコーナーの声しか聞こえない状況で戦ってみたいと思っていた。今回、自分が無観客のアリーナで試合をするところを想像したときに、まるで日本で戦うみたいだなって思ったんだ。

皆、格闘技のことが大好きだから試合後は凄く盛り上がっているよ。でも、試合中は物音も立てずに戦いを見入っている。そういうなかで、戦うんだなって思ったから日本のファンのことを例えにさせてもらったんだ」

■UFC249計量結果

<UFC暫定世界王座決定戦/5分5R>
トニー・ファーガソン: 155ポンド(70.31キロ)
ジャスティン・ゲイジー: 155ポンド(70.31キロ)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ヘンリー・セフード: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]ドミニク・クルーズ: 135ポンド(61.24キロ)

<ヘビー級/5分3R>
フランシス・ガヌー: 261.5ポンド(118.61キロ)
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク: 260ポンド(117.93キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス: 150.5ポンド(68.26キロ)
カルヴィン・ケイター: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
グレッグ・ハーディー: 265.5ポンド(120.42キロ)
ヨーガン・デ・カストロ: 262ポンド(118.84キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ: 171ポンド(77.56キロ)
アンソニー・ペティス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 227.5ポンド(103.19キロ)
ファブリシオ・ヴェウドゥム: 243ポンド(110.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
カーラ・エスパルザ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ミッシェレ・ウォーターソン: 115ポンド(52.16キロ)

<ミドル級/5分3R>
ホナウド・ジャカレ: 186ポンド(84.37キロ)
ユライア・ホール: 186ポンド(84.37キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ: 170ポンド(77.11キロ)
ニコ・プライス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル: 145.5ポンド(66.0キロ)
チャールズ・ロサ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー: 205ポンド(92.99キロ)
ライアン・スポーン: 206ポンド(93.44キロ)

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