【UFC108】エレンバーガー、寝技師パイル退ける
■第2試合 ウェルター級/5分3R
ジェイク・エレンバーガー(米国)
Def.2R22秒/TKO
マイク・パイル(米国)
【写真】意外と活躍する元IFL勢。ジェイク・エレンバーガーは打撃とレスリングに弱いグラップラーのマイク・パイルをパンチとテイクダウンで破り、UFC初勝利を挙げた (C) ZUFFA
いきなり左右のフックを放つエレンバーガーは、アッパーからパイルをケージに押し込んでシングルレッグへ。
自ら後方に倒れ込み、バタフライガードの態勢を取ったパイルは右手を極めて、スイープを狙う。さらにラバーガードをうかがうようにガードワークを駆使するパイルは、トップを奪ったエレンバーガーをコントロールする。
右エルボーを落としたエレンバーガーだったが、頭をあげることがなかなかできない。ようやくエレンバーガーが中腰の態勢になるが、パイルは左手首を掴み、有効なパウンドを落とさせない。下からエルボーを見せるパイルに、エレンバーガーも右エルボーを試みるが、パイルの左足が邪魔をして顔面に届かない。
立ち上がったエレンバーガーに対し、レフェリーはパイルを立たせるが、直後にテイクダウンへ。パス狙いのエレンバーガーにアームロックを仕掛けたパイル。この仕掛けを切り抜けたエレバンバーガーが一本足を抜き、エルボーからパウンドを落とす。
強烈な鉄槌を受けたパイルは、背中を向けパウンドを連打されるが、ここでラウンド終了のホーンに救われ、試合は2Rへ。
わき腹を押さえ、苦しげな表情を見せていたパイルは、自ら組みつこうとしたが、エレンバーガーの強烈なヒザで、頭が起されたところにフックの連打を浴び、ダウン。
そのまま頭を抱え込むパイルにパウンドを集中したエレンバーガーが、群雄割拠のUFCウェルター級戦線で初勝利を挙げた。