【Gladiator012】負ければ引退を公言していたウェルター級王者レッツ豪太が、腕十字で脇本恭平を下す
【写真】喧嘩腰のレッツは、タッチグローブも拒否し戦闘モードに入っていった(C) MMAPLANET
23日(日)、大阪市東成区の東成区民センターで開催されたGLADIATOR012レビュー03。SNSで負けると引退と宣言していたウェルター級王者レッツ豪太と九州からの刺客=脇本恭平の1戦の模様をお届けしたい。
<ウェルター級/5分2R>
レッツ豪太(日本)
Def.2R4分40秒by 腕十字
脇本恭平(日本)
試合開始と同時に走り出し跳びヒザを狙ったレッツ。脇本は組みにいくが、潰されてハーフガードでパウンドの連打を受ける。
体を起こして立ち上がった脇本をケージにレッツが押し込むが、展開がなくブレイクに。再開後、組もうとする脇本に右ジャブ、右フックを思い切り打ち込むレッツは、打撃戦で圧倒しながらもガードがおろそかになりパンチを被弾しそうになりながら組みつかれる。
ケージに詰められながらも、レッツは脇本が差しに来るところを巧みに遮断しテイクダウンを許さない。ポジションを変えながらケージでのクリンチ合戦が続き、またもレフェリーのブレイクが入った。脇本はここも組むためにパンチを振るって前に出るが、レッツが右フックをしっかりと当てていく。
右フックをカウンター気味に入れ、ダウンを奪ったレッツはパウンドの連打で脇本を追い込む。必死に体を起こしてシングルに出た脇本をいなしたレッツが、バックに回り込む。ここで前方にレッツを落とした脇本だが、パウンドのクリーンヒットはなく初回が終わった。
2R、脇本が初回より近い距離で左右のフックを放っていく。レッツは首相撲に捕えるが、そのままケージに押し込まれる。それでも初回と同様に良いところを許さずブレイクが掛かる。殴られても、組もうと前に出る脇本はダメージが蓄積し、頭が前に出るためレッツも余裕を持って対処できるようになる。
それでも脇本は諦めずに左フックをヒットさせると、レッツの方から組みつく。脇本は首を固めて投げを決め、袈裟固めに。レッツはブリッジで上を奪うことに成功し、サイドで抑える。レッツはスクランブルでもバックを制す。
脇本はレッツの右手首を掴み、頭をワキの下を潜らせて胸を合わせに行こうとしたが、レッツは右足で頭を跨いでカルト腕十字をセットする。後転し腹ばいなったレッツが、脇本の左腕を伸ばして一本勝ちを決めた。
ケージに上がり、マットを叩き、レッツは勝利の雄叫びを挙げた。