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【DWTNCS S03 Ep02】契約体重戦を飲んだバエーザ、ダウンを奪いレイナに勝利も判定勝ちに笑顔はなし

<178ポンド契約/5分3R>
ミゲール・バエーザ(米国)
1Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ヴィクトー・レイナ(米国)

10日前オファーのレイナが計量失敗で、ウェルター級リミットよりも8ポンド重い178ポンド契約での試合となった。サウスポーのレイナの右ジャブに対し、バエーザが右ハイを放っていく。レイナは左ローを返し、バエーザは右ローに続き右フックを当ててダウンを奪う。ガードの中から右の連打を落とすバエーザが、一旦息を整える。レイナはケージを使って立ち上がろうとするが、バエーザが殴りながらバックに回り両足をフックする。アゴの上からRNCがしっかりと極まったように見えたが、レイナがアゴを押して絞めから逃れると胸を合わせていく。バエーザはフックを解いてバックコントロールを選択し、レイナはすかさず立ち上がって胸を合わせた。最後の10秒で距離を取り直すと、レイナが左ボディを入れた。

2R、素早い右ストレートを伸ばしたバエーザは、続くハイキックでバランスを崩す。すぐにバエーザは起き上り組んでテイクダウン狙いへ。バックに回ったバエーザは、レイナが胸を合わせてくると離れた。ミドルを蹴り合った両者、レイナにダウンのダメージはもう見られない。そのレイナが左ストレートを当て、右に続き左と3発パンチをヒットさせる。バエーザの右ハイをブロックしたレイナは、ワンツーを打ち込む。

バエーザは右ミドルを2発返し、右ストレートもパンチの交換ではレイナが優位か。それでもバエーザも右ストレートを当てるが、レイナが左を返す。ならばとバエーザも右ストレートを2つ当て、右ミドルを蹴る。小気味良い打撃戦が展開され、バエーザがスーパーマンパンチ。左を打ち返すレイナを首相撲に捕らえヒザ蹴りでダウンを奪う。組んで時間を稼ごうとしたレイナをがぶったバエーザは、終了5秒を切ってから再びヒザで腹をえぐる。倒れたレイナにパウンドを打ち込んだバエーザは、タイムアップに試合終了をアピールした。

最終回、左を振って距離を詰め、重い左を当てたレイナ。レイナの右フックを受けたバエーザの動きが止まり、ケージに押し込まれる。距離を取り直したレイナが左ミドルを蹴り込み、バエーザのステップインワンツーを右フックで待ち受ける。さらに右を当ててケージにバエーザを押し込んだレイナ、勝利にはフィニッシュしかないこともあり離れる。残り90秒で組んだバエーザだが、テイクダウンにいく力が残っていない。

レイナはヒザを蹴ってテイクダウンにいくが、いなしたバエーザががぶりからアナコンダチョークへ。頭を抜いたレイナはハーフから左エルボーを連打する。バエーザはフルガードに戻し腕十字狙いから、三角絞めをセットアップ。ここでタイムアップとなり、ケージサイドのダナ・ホワイトは立ち上がって両者に拍手を送った。

判定勝ちでキャリア7連勝としたバエーザだが「ハッピーではない。良い試合はできなかった。言い訳はない。もっと強くなる。フィニッシュできなかった」と笑顔は見られなかった。


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