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【Shooto 30th Anniv.】清水清隆と防衛戦を戦う扇久保博正─02─「勝ち続けることが一番の正解」

Shimizu vs Ougikubo【写真】清水清隆の挑戦を受ける一戦は、修斗30周年記念大会の大取だ(C)MMAPLANET

6日(月・祝日)に文京区・後楽園ホールで開催される「Shooto 30th Anniversary Tour」=後楽園昼夜大会、夜の部のメインで清水清隆の挑戦を受ける修斗世界フライ級チャンピオン扇久保博正インタビュー後編。

日本フライ級最強といっても過言でない扇久保は、悩めるキャリアの過ごし方をしてきた。いや、今もしているといっても過言でない。

清水戦を前にして、扇久保が導き出した結論は初心に返るかのように「勝ち続ける」ことだった。

<扇久保博正インタビューPart.01はコチラから>


──それでも堀口選手に拘るのも、戦う人間として真っ当な思考だと思います。ただ、このインタビューを清水選手が読むと『お前ら、何の話をしているんだ』と怒りを爆発させるかと思います。

「そうなるでしょうね。それでも、負けないですよ」

──清水選手に関して、どのような印象を持っていますか。

「このところ、しっかりと仕留めていますよね。そういう能力が高い選手、怖さのある選手です。ただし、接戦で星を落としているので、競り合いに弱いのかと」

──錚々たる相手にスプリットで3連敗ということがありました。ただし、裏を返すと3連勝していたかもしれない微妙な判定でした。

「勝っていてもおかしくない試合を拾えるのか、そうでないのかは大切なんです。そこで拾えなかった選手なんだと理解しています。だからこそ、圧倒的な力の差を見せて極めたいと思っています。

ただ清水選手を侮ることは一切ないです。接戦になることも想定していますし、僕が先にダウンを奪われることもあるかと思います。でも扇久保が圧倒すると思っている人も多いはずだし、その期待通りの試合をしたいですね」

──では修斗30周年、夜の部のメインです。もちろん、「その場で戦えることは光栄です」と口にするしかないと思いますが、選手としてそこを重要視する必要はあるのかとは会見でも思いました。そんな余裕ねぇだろう──と。

「また、そういう質問は答えづらいじゃないですか(苦笑)。修斗が30年やってきて、その記念大会のメインで戦う機会を設けてもらえたことは、周囲の方に感謝します。でも、だからって自分が燃えるかといえば選手として30年やってきたわけじゃないし、なにより1人の選手として勝たないといけない。選手ならそう思っているはずです。

今回の昼夜興行があることは去年のあいだに聞いていて、『出たい』とは思いました。でも30周年だからという気持ちは薄いです。これ、書いちゃいます?」

──書かせてもらいます(笑)。それで良いと思っているので。修斗30周年だから、絶対に勝ちますなんてセリフを扇久保選手から聞きたくなかったですから。これからを見ている選手が、過去を振り返る必要はありません。修斗30周年は自分らのようなオヤジが色々あったなと感じ入るモノだと思います(笑)。

「30周年記念大会のメインを任されたのだから、しっかりと戦う気持ちでいます。ただ、そういわれると過去を振り返るということはないですよね。一つの舞台として、期待に応える試合をしたい。

ルミナさんと宇野選手の試合とか、ルミナさんとリオン選手の20周年の時の試合にしようとか、そういう風な気持ちはないですけど、自分をしっかりと出せば、僕が今の修斗で一番のチャンピオンだと思ってもらえると信じています。だから、それを出すだけだと。それと坂本さんの30周年への想い、そこで僕に期待してくれる気持ちには絶対に応えます」

──分かりました。その想いは絶対だと。ところで修斗もONEとの提携で、国内での生き残り合戦だけでなく、海外へ向けて実力査定となる国際戦が増えれば良いですね。

「ブラジルとか絡んでくるっていう話も聞いたので、アピールできる試合が増えると嬉しいです。今日の佐藤(天)選手の試合とか見て、やっぱり感動しましたし。信じていれば何が起こるか分からないんだなって。久しぶりに感動しました」

──挑戦者のチームメイトのUFCでの勝利に胸に来るモノがあったということですね。

「ありましたね。俺の判断は良かったのか──と試合を見ていて思った部分もあります。あのまま浮気をせずにUFC、UFCと想い続けていた方が良かったのかなぁとか……それは佐藤選手の試合を見ていて思いました」

──正解はないと思いますし、何度も言いますが扇久保選手はTUFで結果を残した。これ以上、何をすれば良いのかという状況でしたから。

「でもTUFの時に、もっと騒いでいれば良かったのか……とか、もっと目立っていれば良かったのかなって。今、思ってもしょうがないんですけどね」

──その後のUFCフライ級の状況を考えると、扇久保選手の選択は決して間違いではなかったと思います。

「何があろうが、強くないとしょうがないんですよね。色々な選択肢があるからこそ、自分が強くて勝ち続けることが一番の正解なんじゃないかと。だから……勝ち続けます」

──押忍、次の取材は「原宿プードル」でぜひお願いします!!

「アハハハ、じゃあ勝利者インタビューは原宿プードルでしてください。豆柴も可愛いらしいですよ」

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