【Bellator ES01】期待のファビアン・エドワーズが、待ちが多い試合で体重超過のチャドウィックに完勝
<187.5ポンド契約/5分3R>
ファビアン・エドワーズ(英国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-26
リー・チャドウィック(英国)
チャドウィックの計量失敗でキャッチウェイトとなった一戦。前屈みでワンツーを放ったチャドウィックに対し、下がって距離を取ったエドワーズがサウスポーの構から左前蹴りを見せる。チャドウィックは再びパンチを振るいながら前に出て組みつくと、エドワーズをケージに押し込む。回って離れたエドワーズはケージ中央を陣取り、タイミングを伺う。
と、狙いすました左ハイを当てたエドワーズはパンチのラッシュから再び左ハイを繰り出し、直後にダブルレッグに成功する。自ら立ち上がったエドワーズはチャドウィックが立ち上がるのを持つ。チャドウィックは立ち上がるとすぐにクリンチへ。体を入れ替えてエルボーを当てて離れたエドワーズは、残り10秒でボディへのヒザ蹴りからパンチをまとめ初回を取った。
2R、初回同様パンチを見せて真っ直ぐ距離を詰めたチャドウィックがダブルレッグからバックに回る。エドワーズは胸を合わせてエルボーを連打し離れると、ジャブでチャドウィックを突き放す。肩で息をするようになったチャドウィックに対し、エドワーズはやや待ち過ぎか。意を決して組みついたチャドウィックは、必死に低い姿勢でテイクダウンを狙うが長続きせず体を起こしてしまう。ラウンド終了と同時にチャドウィックは、ヒザに手を当ててコーナーに戻る前に呼吸を整えるほどになっていた。
最終回、チャドウィックが左右のフックを振るって前進もエドワーズがいなして間合いを取り直す。エドワーズの左ハイは当たりが浅く、チャドウィックが直後にクリンチへ。両ワキを差して差し替えたエドワーズがヒザをボディに入れてテイクダウンに成功する。ハーフで肩固めの形のエドワーズはバックに回って両足をフックする。腰をずらして胸を合わせようとしたチャドウィックからマウントを取ったエドワーズは、再びバックマウントへ。
後方からパンチを入れるエドワーズに対し、チャドウィックは絞めだけは喰らわないように防御に徹する。エドワーズはアゴの上からのRNCは手首を掴んで防がれるも、そのままバックマウントを続けタイムアップに。
英国国内ミドル級最強という声のあるエドワーズは、文句なしの判定勝ちを手にしたが、余裕のある展開での待ちの多さはやや期待外れでもあった。