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【Bellator213】レターノーが第10th Planet柔術の使い手=世界女子フライ級王者マクファーレンに挑戦

Bellator213【写真】Bellator201のセレモニアル計量ではハワイ愛に溢れた格好で現れたマクファーレン。ただし、このスティッチは酷い(C)BELALTOR

15日(土・現地時間)、ベラトール・ホノルル2daysの2日目にBellator213「Macfarlane vs Letourneau」が、初日=Bellator212と同じハワイ州ホノルルのブレイズデール・アリーナで開催される。リョート・マチダのベラトール初陣、グレイシー柔術×フォークスタイルレスリングの好顔合わせとなったウェルター級GP準々決勝=ネイマン・グレイシー×エド・ルースらを太刀持ちに、メインに組まれたのがイリマレイ・マクファーレン×ヴァレリー・レターノーのベラトール世界女子フライ級選手権試合だ。


ホノルル生まれ、高校まで常夏の楽園の住民だったマクファーレンはサンディエゴ州立大学に進学し、その地で10th Planet柔術サンディエゴに入門、リッチー・ブギーマン・マルチネスに師事するようになった。

2014年には、その1年でアマMMAで5連勝を飾り、2015年1月にプロデビュー。2戦目でBellatorと契約を果たしたマクファーレンは、キャリア7連勝でエミリー・ダコートを破り初代女子フライ級世界王者に輝いた。対するレターノーは元UFCファイターでヨアナ・イェンジェチックの持つUFC世界ストロー級王座挑戦経験もあるカナダ人選手だ。

UFCでは3勝3敗というレコードを持ち、昨年12月にベラトールに転じると2連勝で王座挑戦権を手にした。キックボクシングベースのウェルラウンダーであるレターノーは、オーソの構えから前足である左ミドルを綺麗に使いこなせるのが、大きな特徴か。ワンツーからの対角線コンビネーションも効果的だが、それ以上に左ミドルを蹴った後の右ストレートは、相手の意表を衝くことでKOに結びつけることも可能だ。

テイクダウンもでき、テイクダウンされても柔術的な動きで身を守り、スクランブルに持ち込むレターノーに対し、王者マクファーレンは今や10th Planet柔術の技術を最もMMAで生かすことができるファイターといえる。

反面、打撃は勢いはあるが粗い。そしてガードは疎かになる。またトップから攻める時も、パウンドが入ると頭が前のめりになり、スイープでひっくり返されるシーンも何度か見せている。立ち、寝技でもトップポジションと比較するとガードワークが最も安定していることは待ちがない。エディ・ブラボー流の柔術がMMAで通用するのは、彼女がオールドスクールなMMAに役立つ柔術をしっかりと身に付けているからでもある。

下になってもクローズドで守り、アンダーフックからスクランブル、あるいはスイープに持ちこむことができるうえで、ラバーガードから三角などの極めを狙い仕留める。繰り返すことになるが打撃は粗い、それゆえにソリッドなストライカーでもあるレターノーの中間距離より近いレンジで打撃を受けると、ダメージだけでなく姿勢が立ち、組み技に持ち込むことが困難になることもありえる。

その一方で、粗いが故に思い切り飛び込み、キックボクシングではない打撃で組みつくことも可能で、この突進がマクファーレンの武器となる。マクファーレンの打撃から組み、柔術を徹底して避けるために、レターノーが遠い位置からの蹴り、テイクダウンを避けるためにやや近距離でもタッチボクシングを全面に押し出してくると、勝負の行方はより読むことが難しくなってくる。

と同時に、凱旋帰国マッチのチャンピオンは距離を取るファイトを好まないであろうからこそ、強引に打撃戦が隙を生むケースもあり得るだろう。

掌底打ち有りのコンバット柔術の女子フライ級世界王者でもあるマクファーレンは、MMAの位置関係で極めることに長けているだけに、いかにグラウンドに持ち込むか。レターノーとすれば、テイクダウンを含めたスタンド戦で疲弊しないことが重要になってくる。疲弊しないで、自分の戦いをするのか。疲弊しても自分の戦いを貫くのか。この辺りの選択も両者にとって大切になるホノルル大会の締めの一番だ。

■ Bellator213対戦カード

<Bellator世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者] イリマレイ・マクファーレン(米国)
[挑戦者]ヴァレリー・レターノー(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
リョート・マチダ(ブラジル)
ハファエル・カルバーリョ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ネイマン・グレイシー(ブラジル)
エド・ルース(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
キング・モー(米国)
リアム・マクゲリー(英国)

<ライト級/5分3R>
ナイノア・ダン(米国)
コナ・オリヴェイラ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ティモティ・ティーブス(米国)
ケーナン・クワイハエ(米国)

<バンタム級/5分3R>
カイ・カマカ3世(米国)
ショージン・ミキ(米国)

<ライト級/5分3R>
ライアン・デラクルーズ(米国)
スペンサー・ヒガ(米国)

<ライト級/5分3R>
ダスティン・バルカ(米国)
アイザック・ホップス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
カラ・ホセ(米国)
マーカス・ギャンブル(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マキ・ピトロ(米国)
クリス・シスネイロス(米国)

<フライ級/5分3R>
ラッセル・ミズグチ(米国)
マイケル・ナカガワ(米国)

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