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【Bellator209】手強かった──蹴りのサンチェス、フレイレ弟がパンチ&テイクダウンで防衛に成功

週末にイベントが重なり、試合レポートを掲載できなかった試合があるなか、ここで15日(木・現地時間)にイスラエルで開催されたBallater209から世界フェザー級選手権試合=パトリシオ・フレイレ×エマニュエル・サンチェスの模様をお届けしたい。


<Bellator世界フェザー級選手権試合/5分5R>
パトリシオ・フレイレ(ブラジル)
Def.3-0:48-46.48-47.48-47
エマニュエル・サンチェス(米国)

ケージ中央で相手の出方を見る両者。まず王者がワンツーを繰り出し、サンチェスがローから左ハイ、右ミドルを蹴っていく。サンチェスのローが急所に入り、試合が一時中断する。再開後、フレイレが踏み込んでワンツー。サンチェスのミドルに、フレイレが後ろ回し蹴り、そして左フックを当てる。サンチェスも左ショートを当て返し、スイッチからの左ハイを顔面に届かせる。これが効いたか、直後の右でフレイレがマットにヒザをつく。

フレイレはシングルを仕掛けるも、逆にパンチを打たれリリースする。離れたフレイレはパンチを被弾しつつ、ボディロックで組みついてケージへ押し込んで時間の経過を待つ。残り30秒で離れるとサンチェスは左ハイを繰り出し、フレイレは右のアッパーを当てる。チャレンジャーが右ハイを繰り出したところで初回が終わった。

2R、サンチェスが左ロー、そして左ハイを繰り出す。踏み込んだ王者がワンツーを連続で見せ、右ストレートを届かせる。挑戦者もリーチの差を生かして右を伸ばすが、フレイレは蹴りやジャブにも距離を詰めて右フックを狙う。左ハイが頭上を越え、さらにブロックされても高い位置の蹴りを続けるサンチェスが、左ミドルを連続で繰り出す。フレイレはスイッチすると、挑戦者は右ミドルで腹をえぐる。

フレイレはオーソに戻すも左右のローを蹴られる。しかし、この左ローが急所に入り、再びインターバルが入る。リスタート後、右ローを蹴ったフレイレは、中間距離の打ち合いで右フックをヒットさせサンチェスがバランスを崩す。直後にボディロックから担いでテイクダウンに成功したフレイレに対し、背中を預けて立ち上がったサンチェスが胸を合わせる。両ワキを差した王者は大内刈りで再びテイクダウンを奪い、ラウンドを取り返した。

3R、右目の下を大きく腫らし流血も多くなったチャレンジャーが、まず左ミドルハイを肩口に放っていく。ここからミドルとハイを打ち分けることができるサンチェスが、ボディフックからボクシングを仕掛ける。ワンツーを王者が返すと、一転しローからミドルと蹴りを増やしたサンチェスが組みへ。すぐに離れたフレイレはジャブの差し合いから、右を当てアッパーにつなげる。サンチェスもショートのワンツー、そしてハイにつなげるも、顔面にパンチを受ける数はチャンピオンより多い。

蹴りを続けるサンチェス、フレイレはマウスピースを吐き出し試合を中断させるなど試合巧者ぶりを披露する。再開後、アッパーから左の蹴りを見せるチャレンジャーにワンツーが当たる。ならばとサンチェスもワンツーから左ハイ、そしてスピニングバックフィスト&左ハイを繰り出す。間合いを外した王者は、ヒザ蹴りで前に出て来たサンチェスに右フックをヒットさせる。それでも左右のハイ見せたチャレンジャーだったが、右ハイをキャッチされてテイクダウンを取られる。下からエルボーを狙うサンチェス、チャンピオンはヘッドムーブをガードのなかで見せタイムアップに。

打撃のパンチを重視する北米MMAの裁定にあって、距離をコントロールしたサンチェスのミドルキックがどのように評価されているか。

4R、パンチから蹴りを見せてアウトサイドトリップで一気にテイクダウンを決めたサンチェスだが、潜りから足を取ったフレイレが立ち上がりつつ豪快なスラムを決めてリバーサルに成功する。クローズドガード&エルボーのサンチェスに対し、足を一本抜いた王者はスクランブルに持ち込まれるとヒザを入れて離れる。

左ジャブ、右ローを蹴るチャレンジャーが右ストレートと優勢に出る。フレイレは右アッパーを当てるが、右ローを蹴られるシーンが目立つ。サウスポーにスイッチした王者に右ハイを狙ったサンチェスは、どちらに構えられようが両足をローで削っていく。

残り1分となり、なかなか前に出ることができないフレイレは、蹴りを回ってさける状況が続く。ここでシングルレッグからケージにサンチェスを押し込んだフレイレは、すぐに体を入れ返されてしまう。そのまま細かいヒザを放ったサンチェスが、この回は確実に手にした。

最終回、開始早々サンチェスがワンツー、縦ヒジ、ローを繰り出す。出鼻をくじかれた形のフレイレだったが、左フックを当てると挑戦者がもんどりうつ。このままアッパー、フックを打ち込んだフレイレは、組まれバックに回られそうになるが前方に振り落し、逆にバックに回る。胸を合わせたチャレンジャーだが、ケージに詰められた状態で両ワキを差されテイクダウンを許す。マウントを取ったフレイレは、バックを伺いつつ腕十字へ。フックが解かれバックコントロールの形になると挑戦者が立ち上がるも、すぐにダブルレッグで崩される。

懸命に立ち上がったサンチェスは、ここも大内刈りで倒される。ケージを蹴り、スクランブルに持ち込んだサンチェスがスタンドに戻り、クリンチで王者をケージに押し込み右エルボー、ヒザを突き上げる。後ろ回し蹴りは空振りになると、王者が距離を取って勝利をアピールしタイムアップに。

初回と4Rはサンチェス、2Rと最終回はフレイレで後者はビッグラウンドの可能性もある。3Rは微妙だったが、ジャッジはどのように判断するか。結果は3者揃って王者を支持し、「凄い試合だった。ヤツは本当のウォリアーだったが、この階級では僕がベストだと証明した」とフレイレは勝利を振り返った。

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