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【Road FC50】イ・ジョンヨン、22歳11カ月の戴冠。チェ・ムギョムに打ち勝ち、フェザー級チャンピオンに

<Road FCフェザー級選手権試合/5分3R>
イ・ジョンヨン(韓国)
Def.3-0
チェ・ムギョム(韓国)

ロー、前蹴りを繰り出すイ。チェはケージを背負った状態から右を伸ばす。手探りの打撃戦のなか王者がジャブを当てる。中央を取ったチェに対し、左ジャブを当てたイはワンツーをバックステップでかわす。チャレンジャーは左ハイを放ち、右を被弾すると「来い」と笑顔を見せる。チェの前進にカウンターを合わせるイだが、左ジャブを当てられる。イも左ジャブを返し、チェはワンツー。挑戦者は王者のローに左フックを放っていく。

チェはジャブをダブルで入れ、ワンツーで右フックをヒットさせる。イも右ストレートを打ったが、続く左フックはボディへの蹴りで封じ込まれる。残り30秒を切り、両者のペースが一気に上がる。チェのワンツーに対し、イが左フックを打ち返す。左右のフックを連打するチェの体の揺れが大きくなり、イの右でヒザをつく。そのイも自らのパンチの勢いで前方にバランスを崩し、立ち上がったところにパンチを打たれるが、チャンピオンもまたバランスを崩しキャンバスに手をついてしまう。すかさずトップを取ったチャレンジャーが、そのままの位置関係で初回を戦い終えた。

2R、イが左ジャブを当て、チェも打ち返し再び間合いの図り合いに。チェは左ミドルを入れ、右ローへ。イも右ローを蹴り、左ジャブ。初回の終盤とは対照的な精神戦が続くなか、イがワンツーで右を当て、ダブルレッグへ。がぶって防いだチェはワンツーで下がり、ケージを背負った状態で右ストレートを受ける。

イは左ボディフックからの右フックのコンビネーションでチェを打ち抜き、ケージに下がったところでラッシュを掛ける。右ストレート、続いて左フックを被弾したチャンピオンが下がる。さらにパンチを大きくなったところで、左フックを打たれ腰が落ちる。ケージにもたれてパンチを振るうチャンピオンに対し、イが一旦間合いを取り直す。ここから左ジャブを当て、右の追い打ちを狙うチャレンジャー。王者は回って左ジャブ、そして足を止めての打ち合いに。挑戦者は右をヒットさせると、チェは足が泳いでいる状態でタイムアップとなった。

最終回開始前、左目尻をカットしドクターチェックが続くチャンピンに対して、イはフレッシュなまま最後の5分を迎える。距離のコントロールに関して韓国MMA界随一のチェに対し、自分の距離で戦いジャブを入れるイだがチャンピオンも左ジャブをヒットさせる。一瞬スイッチし、オーソに戻して右を当てたイは王者の前進に左フックを合わせていく。さらに飛び込んでワンツーを当てたイに対し、チェは左を返したものの直後にワンツーを被弾する。

イは左を打たれバランスを崩すが、ここで下がらず前に出る。再びチェの傷口が開きドクターチェックが入る。右目も塞がったチェは、最後の1分をどのように戦うのか。再開後、イが左ジャブから右を連続で伸ばし、ダブルレッグへ。チェが切ると、拳の届く距離で打ち合いに。ここでも引かなかったイの勢いに負けるように後方に倒れたチェ。直後に試合終了を迎え、イは勝利を確信しガッツポーズを見せた。

ジャッジの裁定は当然のように3者ともイを支持。チェ・ムギョムという精密機械を上回ったイ・ジョンヨンがロードFCフェザー級チャンピオンに輝いた。そして「練習からベストを尽くし、試合でも自分の持てる力を使い切って戦いました。ジム、練習仲間に感謝しています」と10日後に23歳を迎える新チャンピオンは語った。


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