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【ONE77】マーチン・ヌグエンとONE暫定世界バンタム級戦を戦うケビン・ベリンゴン「自信しかない」

Belingon【写真】雨季に入ったバギオ、気温はそれほど高くないが湿度は100パーセントだ 。そのなかで2時間のコンディショニングを行うベリンゴン(C)MMAPLANET

27日(金・現地時間)、フィリンピンはマニラのMOAアリーナで開催されるONE77「Reign of Kings」。

メインでライト級&フェザー級2冠のマーチン・ヌグエンと、ONE暫定世界バンタム級王座を賭けて戦うのがチーム・ラカイ所属のケビン・ベリンゴンだ。

現在30歳、19歳の時から戦ってきたチーム・ラカイのMMA第一世代の彼は2016年1月にビビアーノ・フェルナンデスの持つ世界王座に挑戦し──敗れて以来、5連勝と勢いに乗っている。

Paddingその彼の強さを支えているのが、チーム・ラカイでの厳しい練習とチームの結束だ。標高1400メートルの高地で、陸上競技場のスタンドを使ったフィジカルトレーニングを2時間にわたり続け、バギオの隣街ラ・トリニダードではさらに2時間のミット打ち、スパーリングにこうじる。

底なしのスタミナ、シャープな動きの源であるチーム・ラカイでのトレーニング、その仕上げとなる最終日の練習を終えマニラに向かう直前のベリンゴンに今回のタイトル戦について話を聞いた。


──マーチン・ヌグエンと暫定世界バンタム級王座決定戦が近づいてきました。

「フィジカル的にもメンタル的も100パーセント準備ができているよ。この暫定世界戦はビビアーノ・フェルナンデスと対戦するためのチケットが掛かっている。どれだけ大切かは十分に理解しているよ。

ただ、暫定ということで王座を軽視することはない。ビビアーノが負傷でもすれば、暫定王者が正規王者になるのだから。それに暫定王者にならないと、統一王者にもなれないからね」

──ヌグエンは3階級制覇ということがあり、かなりプッシュされている感じがします。

「そうだね(笑)。3つ階級のベルトを持つということは、売りになるからね。でも、僕がいる限りマーチンがバンタム級のベルトを巻くことはないよ。そして、僕がビビアーノと戦うんだ」

──ヌグエンについては、どのようなファイターだと分析していますか。

「ボクシングとレスリングが強い、優れたファイターだよ。パワフルなパンチの持ち主だけど、僕だってパワーはある。パンチ力では劣らない、だから打撃系同士の対戦になるかな」

──ケビンはアグレッシブなファイタータイプで、ヌグエンはカウンターファイターという性格の違いはあるかと思いますが。

「タイミングを掴むのが上手いんだ。相手にプレッシャーを与えて、カウンターを狙う。自分の方から仕掛けるわけじゃないけど、圧力はかなりあると思う。僕はそのカウンターにだって、カウンターアタックを仕掛けるつもりさ。一発、強烈なのをお見舞いするよ(笑)」

──ヌグエンは5月の世界フェザー級王座防衛線では、右のパンチを見せてテイクダウンという流れでクリスチャン・リーを下しました。

「レスリングに関しては攻めも防御も、本当にジムで時間をかけてやってきた。グラップリングもそうだよ。レスリングやグラップリング・ゲームになっても、打撃と同じように僕は負けない」

──彼はチームメイトのエドゥアルド・フォラヤンを下してライト級王者になっています。チーム・ラカイとしてリベンジ戦にという意味ありもありますが。

「それは関係ないかな。ONEがこの試合の機会を与えてくれた。僕はスポーツマン精神に則り、しっかりと自分の力を発揮してケージで戦うだけだよ」

──それにしても、ここ数戦のケビンの試合はパワフルでスピードがあり、一発もある。それでいてずっと動き続けることができるので驚くばかりです。

「ありがとう」

Conditoning──バギオでの練習を見させてもらったのですが、標高1400メートルの街で、あれだけコンディショニングをして、スパーやミット打ちを繰り返すことで、あの動きができるのだと改めて理解できました。

「全てのチーム・ラカイのおかげだよ。全ての練習でベストを尽くし、試合のたびにハードワークを繰り返す。そして良い試合をすれば、ONEも盛り上がるからね」

Lakai──ジョシュア・パシオ、ダニー・キンガドという若い世代もONE世界王座に挑戦しており、ラカイは層が厚くなっています。

「チーム・ラカイの最大の強みは、それぞれがしっかりと規律をもって行動している点に尽きる。そして、ケージで結果を残すことでまた新しい世代がジムにやってくるようになるんだ。チームが大きくなり続けていることは誇りに思うよ。その結果、僕も強くなれる。ヤングキッズに指導し、彼らがファイターになれば良い練習相手になるからね」

──ポジティブなスパイラルですね。では、最後にタイトル戦に向けて一言お願いします。

「ベルトを獲る自信しかないよ。フィリピンのファンの期待に応えたい」

■ ONE77対戦カード

<ONE暫定世界バンタム級王座決定戦(※65.8キロ)/5分5R>
マーチン・ヌグエン(豪州)
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
シャノン・ウィラチャイ(タイ)
青木真也(日本)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ヘンゾ・グレイシー(ブラジル)
近藤有己(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
アジズ・パフルディノフ(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ゲイリー・トノン(米国)
ラフール・ラジュ(インド)

<キック・72.5キロ契約/3分3R>
アルメン・ペトロシアン(イタリア)
クリス・ンギンビ(オランダ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
パイコス・ユースフ(キプロス)
ハン・ジィハオ(中国)

<ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
ジョシュア・パシオ(フィリピン)
ポンシリ・ミタシット(タイ)

<ムエタイ・68キロ契約/3分3R>
チャムアックトーン・ファイタームエタイ(タイ)
ブラウン・ピナス(オランダ)

<ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
レネ・カタラン(フィリピン)
ステファー・ラハディアン(インドネシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ソー・サイ(カンボジア)
シエ・ビン(中国)

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