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【Pancrase297】元UFCファイター=クイバネン戦へ、久米鷹介「僕が挑む試合。全力を出し切る」

Takasuke【写真】徳留戦と常に同じ意識で戦える――そう断言した久米。しっかりと見届けさせてもらいたい (C)PANCRASE

7月1日(日)に東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase297。同大会にライト級KOP久米鷹介が参戦し、フィンランドの元UFCファイター=アントン・クイバネンと対戦する。

一昨年9月、昨年12月とJ-MMAの歴史に残る徳留一樹との濃密な刻を過ごした彼が、あの時のモチベーションを保って、他の選手との試合を戦うことができるのか。

「徳留選手との試合を特別にしない」――そう話した久米にとってのクイバネン戦とは。


――アントン・クイバネン戦が迫ってきました。

「ハイ、体は動かすのですが、あとは体重の方を整えていくだけです。体重も、もう水抜きぐらいですね。前より少なくて、それも3キロほどですし」

――Road FCに出ていた時は、かなり水抜きがハードで計量の時も吐き気を催していたこともありました。

「あの頃は6キロほどやっていたので……今はすぐに水分も摂れますし、凄く楽になっています」

――それでもHOOTERSで計量していた時も、同じようになっていませんでしたか。

「あの時は水抜き云々ではなく、吐いてしまっていたんです。ロードの時とは、原因が違いました」

――ギリギリまで体重を落としているところで、チキンウィングやフレンチフライを揚げる油の匂いが充満していたから?

「……、いえ……僕はそんな風には……そんなことはなかったと思います……。ただ、前回から場所もスタジオのようなところに変わったのでもう大丈夫です」

――アハハハ。その前回のライト級王座防衛戦から7カ月、試合間隔が空きました。

「本音を言えばもう少し早く戦いたいということはありました。5月という話もあったのですが、より良い外国人選手と戦うために今回になったという感じです」

――その対戦相手のクイバネンは、元UFCファイターでフィンランドのThe Cageを本拠地にしている選手です。

「モチベーションを与えてもらえる相手です。上半身が凄くて、リーチが長い。日本人にはない体形の持ち主で、全体的にできる選手で、どこか特化したところがあるタイプではないと思います。

ただ下になると、スクランブルに持ち込むのではなくて、ガードで一旦落ち着くことがありますね。そこが今のMMAとは違うかなと感じました。でも、上になった時のパウンドとか迫力はありますし、僕としてはトップを取る動きをしたいと思っています」

――2度に渡る徳留選手との試合は、徳留対策に深化したトレーニングだったと思います。

「確かに徳留選手にぶつけるための練習でした。ただし打撃にしても、組技にしても自分に合っている動きが見つかりました。距離を詰めたあとも、頭の位置を意識するなど徳留選手対策は誰と戦っても重要になってくるものです。

徳留選手と戦うことで、対策する以前に実力自体を底上げしないといけないと(日沖)発さんから言われていました。実力を上げたうえの対策練習をしてもらっていたので、僕としては力もそれだけついたと認識しています」

――メンタルの方はいかがでしょうか。あれだけ根を詰める準備を他の試合でも同じようにできるモノなのでしょうか。

「あの試合を通して、試合に対する向かい合い方を学ぶことができたと思っています。自分がやるべきことを、試合でやり切れるという自信もつきました。徳留選手との試合が特別でないよう、これからも向き合っていけると感じています」

――徳留戦と同じ質量で、常に戦うことができる。素晴らしいです。

「練習も試合も、自分を出すだけだと思っています。以前は負けたくないという気持ちだけで戦っていましたが、今は出し切ることだけを考えています」

――なるほどっ。ところで今回はノンタイトルですが、防衛戦ということを考えた時にトム・サントスという存在が浮上してくるかと思うのですが。

「強いですね(苦笑)」

――言いづらいですが、トム・サントスはナム・ウィチョルに2戦2勝です。

「ハイ。僕はナム・ウィチョルに2敗ですからね(苦笑)。そこの比較がなくても、トム・サントスは相当に強いです。パンクラスのライト級で戦っている選手は、全員を意識していますが、彼の場合はHEATに来た時も会場で見ましたし、ROAD FCで戦っていたので自然と、特に僕の視界に映り込む選手でした(笑)。

ただ、防衛戦の相手に関してはパンクラスが指名した相手と戦うだけですし、今はクイバネン戦のことしか考えていないです。クイバネンは挑戦者になってもおかしくない選手ですし、逆に僕が彼に挑む試合だと思っています。そうですね……防衛戦のことは、この試合が終わってから考えます」

――では、そのクイバネン戦に向けて意気込みのほどをお願いします。

「今回も色々な人たちに支えられて、作り上げてきました。あとは作ってきたモノを全力で、勝つために出し切るだけです!!。応援よろしくお願いします」

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