この星の格闘技を追いかける

【UFN131】バンタム級挑戦権に近づくのは、ワンステップ・パンチのリベラか、蹴りのモラエスか?!

Moraes【写真】WSOF王者時代のモラエス。その蹴りで、自分のリズムを刻めるか(C)MMAPLANET

6月1日(金・現地時間)、ニューヨーク州ユーティカのアデロンダックバンク・センターでUFC Fight Night131「Rivera vs Moraes」が開催され、メインにジミー・リベラ×マルロン・モラエスのバンタム級マッチが組まれている。


王者TJ・ディラショー、ランク1位コディー・ガーブラント、2位のドミニク・クルーズという新旧チャンピオンの肩書をもった上位勢の停滞期間が長かったUFCバンタム級戦線。ディラショーとガーブラントが8月4日に世界戦を行うことで、ようやく動きが見られるようになった。

そんななかランク4位と5位の対戦となる今回のメイン、その勝者が次期チャレンジャーへ大きく近づくことは間違いない。リベラは昨年12月のドミニク戦が、ドミニクの負傷でキャンセルされトーマス・アルメイダを破って以来、11カ月振りのファイトとなる。

キャリア21勝1敗、UFCでも5連勝で負けなしのリベラは、そのアルメイダだけでなくユライア・フェイバーにも土をつけている。ボクシングやキックと違い、ややレンジが遠いMMAにあってリベラの特徴は踏み込んでから、パンチを繰り出すのではなく、踏み込みと同時にパンチが打たれ、対戦相手の反応が遅れるという点にある。

同時にステップインだけでなく、半歩にも満たないようなステップバックも秀逸で本来は当たると思ったパンチをかわされ、被弾しないと思った距離でパンチを受ける相手はその修正に手間取り、ズルズルとペースを失っていく傾向にある。

対するモラエスは元WSOF世界バンタム級王者で、UFCとの契約を目指しWSOFやBellatorでメインカードに入るような試合を避けてきた雑草のリベラとは対照的に、ある程度の好待遇でオクタゴン入りを果たしている。

しかし、昨年6月のUFC初戦となったハファエル・アスンソン戦では、やけに力の入った大技を見せ、スピードに欠けるファイトを続けた結果判定負けを喫してしまった。その後、好待遇故の厳しいマッチメイクが用意されたモラエスは、地力を発揮してジョン・ドッドソン、アルジャメイン・ステーリングというファイターを撃破し、今回のリベラ戦を迎えることとなった。

打撃系オールラウンダーのモラエスのパンチはステップインしてから、パンチが繰り出されるもの。つまりリベラの得意としているリズムを刻まれると、ペースを乱す恐れはある。例外はオーバーハンドやロングアッパーという遠いレンジからの攻撃で、この2種類のパンチは踏み込みと同時に放たれる。ただし、これらの攻撃はリベラに見切られる可能性も高い。

そのリベラは上半身を常に動かし、相手に攻撃の的を絞らせないで戦うことができる。が、それはパンチに対してだ。オーソの構えで、パンチを当てる機転となる左足は外と内側からローキックの餌食になりやすい。

そしてモラエスにとって、左側の蹴りこそ踏み込みと同時の一拍子で放たれ、素早くヒザの周囲を蹴り抜く──攻撃の突破口を開く得意技だ。また、一瞬のスイッチから奥足となった状態で蹴り込む、右ミドルやハイもリベラにとって有効と思われる。

これらの蹴りに対し、タイミングがずれるからこそ前に出る選手は距離を見誤り、ローが急所へ。あるいはハイキックのヒザで顔面に打ち抜かれるというケースが過去にも見られた。リベラが闇雲にステップインするファイターでないだけに、この蹴りを意識して本来の距離のつめ方ができなくなる可能性もあるというわけだ。

どちらも実際に対戦相手を目の前にし、プレッシャーを体感してタイミングと距離を測る必要があるファイト。ということはパンチと蹴りの特性を考えても、短期勝負でリベラ、長くなるとモラエスという見方が成り立つメインイベントだ。

■ UFN131対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ジミー・リべラ(米国)
マルロン・モラエス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
グレゴール・ギレスピー(米国)
ビンチ・ピチェル(米国

<ヘビー級/5分3R>
ウォルト・ハリス(米国)
ダニエル・スピッツ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・エレンバーガー(米国)
ベン・サンダース(米国)

<フェザー級/5分3R>
フリオ・アルセ(米国)
ダニエル・テイモ(スウェーデン)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジャン・ヴィランテ(米国)
サム・アルヴィー(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ローレン・マーフィー(米国)
シジャラー・ユーバンクス(米国)

<ライト級/5分3R>
デイビッド・ティーマー(スウェーデン)
ニック・レンツ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
チャンス・レンカウンタ(米国)
ベラル・モハメッド(米国)

<ライト級/5分3R>
デス・グリーン(米国)
グレイゾン・チバウ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アギラー(米国)
ジョディ・エスキベル(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・エドゥアウド(ブラジル)
ナサニエル・ウッド(英国)

<フライ級/5分3R>
ジャレッド・ブルックス(米国)
ホゼ・トーレス(米国)

PR
PR

関連記事

Martial World

Movie

Triforce Online Jiu-Jitsu

Gokikai Karate

ONEday