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【EJJC2018】ヨーロピアン展望─02─ライトフェザー&フェザー級。狙える、山田秀之の表彰台

Hideyuki Yamada【写真】コンスタントに試合経験を積み重ねている山田、表彰台の一角を狙う力は十分にある (C) MMAPLANET

16日(現地時間・火)から21日(同・日)にかけて、ポルトガル、リスボンにあるパヴィラォン・ムルチウソス・ジ・オジヴェラスにてIBJJF(国際柔術連盟)主催のヨーロピアン柔術選手権が開催される。ヨーロッパを中心に、各国から強豪が参戦するこの大会の見所をお届けしたい。第2弾はライトフェザー級とフェザー級の戦況を占いたい。


Joao【ライトフェザー級】
昨年は世界最高峰の大激闘が繰り広げられたこの階級、今年は前回優勝のマイキー・ムスメシと、準優勝のガブリエル・モラエスの名前が見当たらない。しかし昨年その二人に僅差で敗れて涙を飲んだジョアオ・ミヤオとイアゴ・ジョルジのPSLPBシセロ・コスタ最強コンビは、今年もエントリー。この2人によるクローズアウトの可能性は極めて高そうだ。ちなみに両者はつい先日アブダビで行われたグランドスラム大会でも揃って決勝に進出。ここでは直接対決を行いジョアオが勝利している。

この世界クラスの二人に日本から挑むのが、トライフォースの山田秀之だ。昨年世界柔術初出場を果たした山田は、元世界王者ガブリエル・モラエス相手に0-4で敗れるも健闘を見せている。その後山田は9月のアジア大会でも一本勝ちを重ねて勝ち上がり、決勝では嶋田裕太──今大会はエントリーしていない──にテイクダウン差の2-0で敗れたものの、充実ぶりを感じさせている。

さらに翌月には豪州のパン・パシフィック大会に出場し、ワンマッチ決勝にて一本勝ちによる優勝を果たした山田。今回、さらに大きな国際大会入賞と、シセロ・コスタ勢からの金星奪取を期待したい。

Grippo【フェザー級】
昨年優勝の鉄人、コブリーニャことフーベン・シャーレスの出場こそないものの、同門にして準優勝のジャンニ・グリッポ(アリアンシ)がエントリー。やはり同門でライトフェザー級から階級を上げて参戦のアイザック・ドーダーラインとともに、米国モダン柔術を代表する二人がクローズアウトを狙う。

そこに立ち塞がる大きな壁が、昨年は一階級上のライト級を制しているマーシオ・アンドレ(ノヴァウニオン)だ。一昨年の世界柔術でコブリーニャからパスを奪って世界に衝撃を与えたアンドレは、過去に行われたグリッポやドーダーラインとの対戦もいずれも僅差で制しており、今回も優勝候補本命と言える。

さらに昨年3位のガブリエル・マランゴーニ(ブラザCTA)とイサッキ・パイヴァ(サイコー)も参加。群雄割拠の様相を呈しているのが今年のフェザー級だ。

Seraそんな強豪揃いの階級に日本から挑むのが、カルペディエムの世羅智茂。昨年9月のアジア大会で準優勝を果たした世羅は、11月のTTFチャレンジ07で今成正和とグラップリングリールで対戦。必殺の足関節に捕まることなく、バックを奪うなどポジションで有利に立ってのドローを演じてみせた。

今成戦後のインタビューで「いきなりムンジアル優勝とか入賞と言えるレベルではない」「一段ずつ上がっていきたい」と語っていた世羅。国際舞台での活躍の第一歩を、このヨーロピアンの舞台で世界の強豪相手に踏み出してもらいたいところだ。

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