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【RFC43】RYO、3度のピンチ乗り越え判定勝ち。暫定ミドル級チャンピオンに

<Road FC暫定ミドル級王座決定戦/5分3R>
RYO(日本)
Def.3-0
キム・フン(韓国)

キム・フンの計量失敗で、RYOが1Rにつき10Pのリードとなる変則マッチ。この10Pはパンチ10発、もしくはクリーンテイクダウン10度という目安こそ存在するが、一度ピンチに陥るとリードの計算は成り立たず、従来の10Pシステムよりもペナルティの幅は小さいと考えるべきか。

RYOとしては、通常の試合という気持ちで戦うべき暫定タイトル戦。右を振って前に出てきたキム・フンに右を当てたRYOだが、直後に右を受けて姿勢を乱す。腰から落ち、パンチを受け、バックを取られてパンチを連打されるRYOは、なんとか立ち上がってキム・フンと向き合う。離れたキム・フンが左右のフックを当てていく。一呼吸を置きたいRYOは、右腕を差してケージにキム・フンを押し込みヒザ蹴り、細かいパンチを入れる。

大きなキム・フンをボディロックに捉えたRYOが小外掛けでテイクダウンを奪う。キム・フンは直後にラバーガードに捉え、パンチを頭部に入れていく。右手をついており、ラバーが抜けないRYOは左足を跨ぐこともできない。このまま右足を組んだキム・フンが三角絞めを狙う。左腕を差し込み耐えるRYO、なんと
レフェリーがブレイクを命じる。

試合がスタンドに戻ると、キム・フンの蹴りはスピードがなくRYOの右を受けて下がる。序盤の攻勢、そして組みの展開で削れたようにも見えるキム・フンだけに、RYOは2Rの入りを慎重に戦いたい。

ボディ、右フックを伸ばし、フックをかわしたRYOが右を当てる。キムも右フックを返すが、足が前に出ない。足を使いたいRYOだが、ケージを背負って接近戦に持ち込まれる。フックを被弾し、姿勢を乱した際に距離を取ろうとして後方からのパンチで崩れたRYOはパンチの連打をまたも受ける。しかし、ここでキムがまたも動きが止まり、自ら引き込むように倒れる。トップを取ったRYOにカットのドクターチェックが入る。

ここもキム・フンに有利に働く展開へ。再開後、キム・フンは腕十字からオモプラッタを狙う。立ち上がったRYOがパウンドを落とした直後にキム・フンがスイープを決めてトップを奪う。カンヌキから蹴り上げを見せるRYOもダメージが蓄積し、動きが重い。ニーシールドを潰されたRYOはバックを許し、後方からパンチを受けながら立ち上がる。

両手をマットについてヒザ蹴りを防ぐRYOはヒザをつき防御一辺倒に。このまま2Rが終了した。

最終回、RYOは左右のローを続けケージに下がったキム・フンに前蹴りから、右ストレートを伸ばす。下がるキム・フン、接近戦を続けずローとパンチのコンビネーションを繰り出すRYOが右フックをヒットさせる。直後に組み付いたRYOは後方からヒザ蹴りを臀部に入れ、左でパンチを打ち込む。防戦一方のキム・フンに対し、バックコントロールからパンチを続けるRYOがバックマウントを奪取する。

RNCを狙い、パンチに切り替えたRYOが連打を続ける。バックマウントを続けるRYOは、キム・フンに胸を合わせることを許さない。残り20秒で前方にRYOを落としたキム・フンがトップを取ったが、それほど効果的なパンチはなくタイムアップを迎えた。

最終回の優位性と1Rにつき10Pのリードが、どのように勝敗を左右するか。いずれにせよ、3度の窮地を乗り切ったRYOの精神力と、キム・フンの減量失敗によるガス欠がなければ判定決着はありえなかった。

結果、勝者はRYO。暫定ミドル級のベルトを巻いた新チャンピオンは「勝てて嬉しい。けど、今日は練習してきたことを出せていない。キムのプレシャーも強かったし。チャ・ジョンファン、どこにいるか知らないけど、一言だけ言わせてもらう。今日、俺がベルト取ったけど、このままではお前には勝てない。死ぬほど練習して、必ずベルトを獲ってやるからな」と統一戦に向け、正規王者に勝利宣言をした。


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