【ACB71】暫定ライト級王者はエドゥアルド・ヴァルタニャンに。コシュキンをMMAで圧倒
<ACB暫定ライト級王座決定戦/5分5R>
エドゥアルド・ヴァルタニャン(ロシア)
Def.5-0:49-46. 49-46. 49-46. 49-46. 49-46
アンドレイ・コシュキン(ロシア)
ヴァルタニャンが左ジャブを伸ばし、右ストレートを当てていく。さらに組んでテイクダウンを奪うと、マウントを狙う。コシュキンはバタフライガードから立ち上がり、ワキを潜ってバックコントロール、そして後方へ投げを見舞う。抑えずスタンドに戻ったコシュキンがヒザを狙い、左ローを入れる。ヴァルタニャンは左ジャブをダブルで当て、ここでも右ストレートにつなげる。
前に出て来るヴァルタニャンにコシュキンは右を当て、左右のフックを放つ。ヴァルタニャンは首相撲&ヒザを狙い、離れたコシュキンに飛びヒザを放ちつつ着地と同時にテイクダウンを決める。足を一本抜いたヴァルタニャンが鉄槌の連打からギロチン、コシュキンが頭を抜いてもトップをキープし初回を取った。
2R、ヴァルタニャンは素早いジャブから右ストレート、フックを振って組みテイクダウンを仕掛ける。右腕を差し、小外掛けを狙うヴァルタニャンに対し、コシュキンはケージを背負って耐える。ヴァルタニャンはハイクロッチでテイクダウンを狙うと、コシュキンがケージを掴み注意が与えられる。同じ態勢で試合は再開されヴァルタニャンがエルボーを2発打ち込む。離れたヴァルタニャンが右ストレート、コシュキンも左フックを当てる。
クリンチから反り投げ気味の投げを打とうとしたコシュキン、同体でマットに着くとスクランブル戦かケージにコシュキンを押し込みエルボーを打ち込む。コシュキンは離れて左ミドルハイ。難なくブロックしたヴァルタニャンが一瞬の接近戦でヒザを入れ、右ストレートを打ち込むとコシュキンが金網まで下がった。
3R、ダブルジャブに続き、ボディを放ったヴァルタニャン。コシュキンも右を返すが、またも右を被弾する。コシュキンの打ち終わりに右を当てるヴァルタニャン。左リードアップにも右を合わされたコシュキンは、前に出るとヴァルタニャンのパンチを被弾してしまう。コシュキンの気持ちが打撃戦一色となると、ダブルレッグを決めてテイクダウン。スクランブルからコシュキンが逆にダブルレッグを仕掛けるも、ヴァルタニャンはキムラから後方回転でトップを奪う。ヴァルタニャンが肩固めを仕掛けるとも極め切れず、試合は4Rへ。
コシュキンが右ストレートから左フック、ヴァルタニャンは足を使って左右に移動する。右フック、右ストレートを打ち込む。ヴァルタニャンがコシュキンの蹴り足をキャッチしてテイクダウンを奪い、エルボーが顔面に落とす。積極的にポジションを奪いにかかるヴァルタニャンは、コシュキンのシングルを潰す。左ジャブ、右ストレート、さらに左ミドルを蹴っていった。
最終回、ワンツーで前に出るヴァルタニャンはしっかりとテイクダウンを奪うとサイドで抑える。ニーインベリーからマウントを奪ったヴァルタニャンが肩固めへ。体をスライドさせて絞めつけるも、コシュキンも粘って極めさせない。再びマウントを狙ったヴァルタニャンはバタフライフックに捉えられるも、トップをキープしてパンチを落とす。バック狙いは乗り過ぎたヴァルタニャンが、コシュキンのテイクダウン狙いをギロチンで使え、回転してマウントへ。さらにバックに移行して、立ち上がると残り5秒を殴り合って25分の試合を優勢のまま終えた。
結果、ACB暫定世界ライト級王者はヴァルタニャンとなった。