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【GRANDSLAM06】田中路教、復帰戦でハファエル・シウバと。ZST×GRACHANバンタム級王者対決も

Grandslam06【写真】1年振りのGRANDSLAMのメインとセミに出場する田中路教と堀友彦 (C)MMAPLANET

16日(土)、東京都大田区の大田区総合体育館のエントランスホールでGrandslam06の記者会見が、DEEP79開場前に行われ相原雄一代表、勝村周一朗総合プロデューサー、そして田中路教、堀友彦が出席した。


Grandslam10月29日(日)、約1年の1年の沈黙を破りGRANDSLAM06が東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催され、メインで田中路教×ハファエル・シウバ、セミでZSTとGRACHANのバンタム級王者対決=柏崎剛×堀友彦、さらに加藤忠治×能登崇のライト級戦の3試合が組まれることが発表された。

メインは田中路教が実に5年7カ月振りの国内のMMAイベントに出場。昨年末から米国に居を移した田中だが、諸事情により今年の5月に帰国を余儀なくされ、再び古巣グランドスラムで練習をするようになった。その田中が、キャリアの仕切り直し&再構築の第一歩を歩み出す舞台がGRANDSLAMとなった。

「正直、この時期に興行を開く予定はありませんでした。ただし、田中選手の状況を知ると試合をぜひともしてほしい。田中選手の在りきでやろうと動き始めました。田中選手の希望もあり、なかなか対戦相手選びが難航しましたが、シウバ選手が受けてくれました。この試合は裏RIZINだと思っています。RIZINに出ていなくて強い選手はいる。メインとセミ、RIZINに負けていないです。そこに注目してほしい」と相原代表。

「田中在りき……、コイツにもう一度UFCに行ってほしい。そのために大会を開こうと田中路教がきっかけとなったのですが、柏崎剛選手、堀友彦選手と出てほしいと思っていた選手に出てもらえる。結果として良いタイミングで良い大会になりそうです」と勝村プロデューサーも言葉を続けた。

対戦相手のシウバから下記にあるように『再起戦にベストな相手。勝って、石渡と再戦『というメッセージが読み上げられると、田中は「ちょっとムっと来ましたね。僕が目指しているのは再びUFCで戦うこと。ハファエル・シウバに関しては良い選手だと思いますが、UFCに上がるために違いを見せて勝たないといけない相手。ちょっと下に見られているみたいですけど」と話した。

セミで組まれたZSTとGRACHNの王者対決、柏崎剛と堀友彦の間に遺恨はない。しかし、デビュー以来18戦目の初黒星を柏崎が喫した相手が、GRACHAN前バンタム級王者の手塚基伸だった。対する堀は今年の1月に手塚と戦いドロー。4カ月後にGRACHANバンタム級のベルトを巻いている。

堀は「試合を見たことがないのですが、チャンピオンですし強いのでしょう。GRACHANの王者といっても防衛戦もしていないし、僕に勝てると思っている選手もいると思います。そういう選手が気を引き締めるようになる内容は見せたいです」と語った。また相原代表より、GRACHAN岩崎ヒロユキ代表より、『柏崎選手は手塚選手に負けている。手塚選手より堀選手は強い。つまり、この試合は堀選手が勝つ』という意気込みが伝えられた。

同様に勝村総合プロデューサーは『現役のチャンピオンを出してくれるZSTさんに感謝しています』と発言している。

昨年11月のGRANDSLAM5で表舞台に戻ってくる予定が、ギアを上げすぎアキレス腱断断裂した加藤忠治が、2010年全日本アマ修斗で揃って優勝したかつての盟友・田中とともにケージへ。加藤の国内での試合も4年11カ月振り、GRACHANを主戦場とする能登崇と戦う。その加藤に対し、相原代表は『加藤選手は去年のことがあるので、あまり無理をしないでソコソコに頑張ってほしい』とエール(?)が贈られた。

「各団体の興行もありまして、今回出てくれる選手に感謝しています。良い大会にしてほしいのでよろしくお願いします」と会見を締めた相原代表。このほか本戦では3~4試合組まれるとのことだ。

そして会見に参加しなかった出場選手のコメントは以下の通りだ。

Rafal Silvaハファエル・シウバ
「パンクラス王座は逃してしまったが、また王座に辿り着くための再起戦としてUFCを経験したタナカはベストな相手だ。ここで力の差を見せつけて再び石渡に挑みたい」

Kashiwazaki柏崎剛
「一年ぶりの復帰となりますが、今まで以上に強くなっているのが自分でも分かります。日本バンタム級トップレベルの試合を堀選手とお客さんに見せます」

Chuji加藤忠治
「昨年のGRANDSLAM5に出場が決まっていながらも直前の練習でアキレス腱を断裂してしまい欠場をしてしまいました。今回はそのお詫びもあっての出場となりますが、手術以来ほとんど練習もできていないので不安だらけです。残りの2カ月弱で仕上げていきますが、能登選手──どうかアキレス腱だけは狙わないでください!」

Noto能登崇
「加藤選手は強くて何でもできて、特に組んでからの局面が強いのかなと思います。天才とか、握力が強いとか言われているみたいなので、気を付けながら、自分の長所である打撃を少しでも長い時間使ってKOを狙っていきます! チャンスを頂けて感謝しています! 必ず良いものをお見せし、勝ちます!」

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