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【ONE58】スクランブルゲームの隙間をつくヒザ蹴りで、スッバが渋谷莉孔から判定勝ち

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ジアーニ・スッバ(マレーシア)
Def.3-0
渋谷莉孔(日本)

約20カ月振りの実戦復帰となる渋谷は左ローで、いきなりスッバのバランスを崩す。スタンドで待ち受けて、右ロー。スッバは右ハイを狙い、渋谷のテイクダウン狙いを切ると顔面にヒザを思い切り蹴り込む。ガードを取った渋谷は立ち上がり際にバックを譲ると、バックマウントを取られるも胸を合わせに行って立ち上がる。

続く組み合いのなかで、ボディロックでテイクダウンを許した渋谷は、すぐにシングルに出てケージにスッバを押し込む。ここから渋谷がボディロック、左足を束ねて崩しに掛かる。バックに回った渋谷だが、スッバもスクランブルで譲らず下にならない。ケージに渋谷を押し込んだスッバは、スピニングバックエルボーを見せて離れた。

2R、右フックに続き左ローを蹴っていった渋谷は、ローの蹴り合あらダブルレッグへ。一気にテイクダウンを奪うと、右足を固めて立たせない渋谷が、サッとケージとの間に入り込んだが、ウィザードからスッバがトップを奪取する。すぐに立ち上がったスッバが、ローが急所に入ったと中断を申し入れる。再開後、スッバが後ろ回し蹴り。渋谷は左ミドルを3発入れ、シングルレッグを決める。立ち上がったスッバは右を差して態勢を入れ替え、小外刈りでテイクダウンを決める。

ハーフで抑え、立ち上がってヒザ蹴りを頭部に狙ったスッバは、バック狙いが乗り過ぎて下になると三角絞めへ。渋谷は胸を張って立ち上がって防ぎ、ガードの中でラウンド終了を迎えた。

初回に続き、ヒザ蹴りの分だけポイントで劣勢の渋谷が、どのような反撃を見せるか最終回が始まった。タッチグローブに左フックを放った渋谷にブーイングが起こる。シングルレッグで尻もちをつかせた渋谷だが、スッバはケージ際に移動し頭を押して立ち上がると、ボディロックにも尻もち&ケージを背負うまでしか許さない。

背中を付けないスッバのバックに回った渋谷は後方に崩したところで、逆にトップを取られてしまう。渋谷の立ち上がり際に再びヒザを狙ったスッバは、渋谷の左を被弾したが、続くテイクダウン狙いはまたもケージを背にして尻もちから、両足を束ねられても背中を付けない。立ち上がり際に足を取った渋谷が攻めている状態が続いてはいるものの、ヒザ蹴りのインパクトを上回ることはできるか。

残り50秒でブレイクが掛かり、渋谷はフックを空振りして姿勢を乱すとシングルレッグへ、ここにエルボーを落とし、尻もちをつきながらヒザ蹴りを見せたスッバが、ONE的なアグレッシブに合致したファイトを繰り広げたか。

結果、0-3で敗れた渋谷。北米スクランブルにない、グラウンド状態のヒザ蹴りポイントを奪われた。

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