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【HEAT40】バンタム級王座初防衛戦に臨む、赤尾セイジ 「自分への自信が確信を伴うように」

Seiji Akao【写真】フルポテンシャルの発揮に期待したい赤尾の赤道小町ドキッ=・ザ・ベスト10ルック (C)MMAPLANET

15日(土)、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場イベントホールで開催されるHEAT40で、バンタム級王座初防衛戦を行う赤尾セイジ。

王座奪取以来、11カ月振りの試合で赤尾はどのような戦いを心掛けているのか。ミスター・ドミネイトが、キム・ソンギュ戦前の心境を語った。


──HEATバンタム級王座初防衛戦が控えている赤尾選手ですが、王座奪取以来11カ月振りの試合になります。

「去年の9月にタイトルを獲った試合の前から足首の状態が良くなくて、試合後に手術に踏み切ったんです。術後の経過途中でもあったので、2月の大会では防衛戦を行うことはできませんでした。

まぁ、ずっと格闘技をやってきたので、ケガとの付き合いは誰もが持っていることですしね。5分×5Rは問題なく戦える状態になっています」

──挑戦者キム・ソンギュですが、来日経験もある選手です。どのように分析していますか。

「綺麗なストライカーですね。組み技がどれだけできるのかは、分らないです。ファイティングネクサスとかにも出ているけど、日本人選手に負けているので──舐めているわけじゃないですけど、戦いやすい相手だと思います。

ガチャガチャなストライカーより、彼のような打撃を使う選手の方が見やすいというのがあるので。ただ、今の韓国でTOP FCで勝っている選手が弱いわけがない。自分の持っているモノを全てぶつけるのは変わりないので、いつもと同じように戦います」

──大阪に戻って来て約1年になります。

「そうですね、調子に乗っているわけではなくて大阪に来てから、色んな選手と練習するなかで自分の力というモノが把握しやすくなったというのはあります。そういう意味で、自分への自信が確信を伴うものになってきました。

年も重ねてきているので過信することもないですが、必要以上に自分を下に見ることもなくなりました。確固たる自信を持てているので、それを見せたいですね。僕は自信がないところから始めて、自分を信じきれないところがあったのですが、大阪で色々なタイプの選手と練習することで現実が見えた来たような感じです」

──その練習相手というのは?

「基本的にはパラエストラ東大阪の選手練習中心で、獅庵選手や手塚基伸選手なんかとやっています。それと竹中大地選手も練習に復帰しましたので、一緒にやっています」

──竹中選手もいよいよ復帰間近ですか。それは朗報です。

「いやぁ、ヤバイですね(笑)。彼はずば抜けています。世界に行く人なんやろうなって。そういう選手と練習していて、そこそこの攻防ができるので、自信を得ることができました。逆に自分の課題も彼があぶり出してくれて。本当に良い練習をさせてもらっています」

──パラエストラ東大阪に集まってくれるので、出稽古の必要はないという感じですか。

「あとは週に1度か2度、近畿大学のレスリング部には行かせてもらっています」

──SNSで動画を挙げていましたね。フリースタイルの学生さんに相手にカレッジの技を仕掛けて、微妙な空気が漂っているのを拝見させてもらいました(笑)。

「アハハハ。ファンクロールやグランビーロールを仕掛けて、上を取るような。僕が勝手にフォークスタイルを意識しているだけで、誰かに習ったわけでもなくてメチャクチャかもしれないですけど、そういうのも取り入れています。

でも、あの子らは『何してるんや?』って感じで。フリースタイルの子の感覚では、向こうがポイントを取っているのに僕は最後に上取ったから構わへんみたいな(笑)。もう、そこは空気を読まずにやらせてもらっていました。

やっぱりレスリングをやると、自分のベースの競技やし初心に返ることができますね。それにだんだん読まれてきて、掛からんようになってきたんです。彼らも身体能力が高いですから。それで、また良い練習になっています」

──なるほどぉ。

「まぁ、研究されるとどんな技でも難しくなってきますけど、一度簡単に掛かった技は、その試合中は掛かるかなって思っています。向こうがその技を知らない場合は」

──もう時効になると思いますが、水垣偉弥選手もドミニク・クルーズ戦の前に、最初のテイクダウンはファンクロールで返せるんじゃないかと練習に励んでいたことがあったんですよね。

「へぇ、ドミニクはカレッジレスリングを熟知していると思いますけど、水垣選手がファンクロールをするとは絶対に考えていなかったでしょうね」

──まぁ、結果はしっての通り簡単ではなかったですが……。そういう試みも水垣選手はしていました。

「それは試合なんで、しょうがないと思います……。でも、今のMMAでフォークスタイルをやらんと、何をやるんやってぐらいに僕は考えていますけどね。米国で練習できるなら、別に有名なジムにいくとかじゃなくて、フォークスタイルを学びたいです。あのリコ・チャッパレリの記事を読ませてもらったんですけど、本当に手ほどきを受けてみたいです。

今回の試合で、そういう面を見せることができるのかどうかは、分らないです……ストライカーですし。でも、MMAファイターとして絶対に身につけておくべき技術だと思います。それに打撃系のファイターと戦っても、自分が下になることだってありますからね」

──ハイ、それがMMAだと思います。

「とにかく次の試合は、そういう面も含めて強さを見せて勝ちたいです。何とか勝ったというのではなくて完封したい。僕ができる圧勝というのは、そういう試合です。ドミネイトした結果、一本かKOできれば。それが僕のMMAなので」

■HEAT40対戦カード

<HEATキック・ミドル級選手権試合/3分5R>
[王者] ダニロ・ザノリニ(ブラジル)
[挑戦者] リ・ジフン(韓国)

<HEAT総合フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]春日井”寒天“たけし(日本)
[挑戦者]チョ・ナムジン(韓国)

<HEAT総合ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ネルソン・カルヴァロ(スイス)
[挑戦者]ソン・ソンワン(韓国)

<HEAT総合バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]赤尾セイジ(日本)
[挑戦者]キム・スンギュ(韓国)

<HEAT総合ヘビー級王座決定戦/5分5R>
ボブ・アームストロング(ニュージーランド)
イ・サンス(韓国)

<HEAT総合ライト王座決定戦/5分5R>
岸本泰昭(日本)
オク・レユン(韓国)

<キック・ヘビー級/3分3R>
プリンス・アリ(イラン)
カルロス・ブディオ(ブラジル)

<キック・ライト級/3分3R>
般若HASHIMOTO(日本)
キム・ジンヒョク(韓国)

<ライト級/5分3R>
ジャック・ベッカー(豪州)
星子STUDY裕介(日本)

<キック・女子57キロ契約/3分3R>
鈴木万李弥(日本)
ジェニフェル・ファハス(ブラジル)

<ストロー級>
猪原聖太(日本)
いちょうSnugkinともなが(日本)

<キック・スーパーヘビー級/3分3R>
ゴン・ジャンウン(韓国)
KENTA(日本)

<NEWAGEキック・ウェルター契約/3分2R>
安川侑己(日本)
大岩優太(日本)

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