【ONE53】ラハディアン、TD防御がザルのトケーロを倒しまくり判定勝利
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ステファー・ラハディアン(インドネシア)
Def.3-0
ユージーン・トケーロ(フィリピン)
まずトケーロが左ミドルを入れる。続く左ヒザに組みついたラハディアンがケージに押し込む。トケーロは首投げでテイクダウンも、そのまま勢いを利用したラハディアンがトップを取りサイドで抑える。サイドで腰を切って抑えるラハディアンの顔面に下のトケーロがヒザに当てていく。ニーインベリーから上四方に回ったラハディアンは、トケーロが立ち上がろうとするとバックに回り込む。
暴れるトケーロに対し、ラハディアンが一旦はマウントへ。さらにスクランブルに餅粉としたトケーロをしっかりとバックマウントで捉える。残り1分、手首を掴んで絞めを防ぐトケーロは、マウントに移行したラハディアンからブリッジでトップを取りマニラの観客から大声援を送られた。
2R、トケーロは左ミドルを蹴り込むも、ラハディアンがダブルレッグでテイクダウン。パス狙いのラハディアンはハーフガードに。枕からパスガードを狙うラハディアンは、トケーロのブリッジに合わせてパスしサイドマウントへ。トケーロはスクランブルに持ち込むと、ギロチンを防いでヒザをボディに突き上げる、
またも首投げを狙ったトケーロは、スタンドでバックを許し寝技に持ち込まれる。マウントに移行しようとしたラハディアンに対し、トケーロが立ち上がろうとする。トケーロを潰しハーフで抑えるラハディアンにシングルから立ち上がる。ヒザをボディに入れるトケーロは、組みに来たラハディアンを10フィンガーチョークで捉える。トケーロは上を取りに切ってラウンド終了に。その合図が聞こえなかったのか、トケーロはエルボーを落とした。
最終回、またも左ミドルを入れた直後に組まれた倒されたトケーロは、下からエルボーを頭部に入れる。ガードの中に納まるラハディアンにレフェリーがブレイクを命じる。直後にテイクダウンに成功したラハディアンがサイドに。トケーロはブリッジからスクランブル、一旦はスタンドに戻るがハイクロッチ→シングル→ダブルのコンビネーションでまたも背中をマットにつけさせられる。ここもスクランブルに持ち込んだトケーロはバック狙いのラハディアンを前方に落としてパンチを連打する。
さらにヒザ蹴りを入れたトケーロだったが、ラハディアンが腰をコントロールして尻餅をつかせて固める。細かいパンチを入れ、立ち上がらないトケーロは手数に賭けたがジャッジはラハディアンの勝利を支持した。インドネシア人ファイターがトケーロを倒す、フィリピン以下の成長を示す結果となった。