【UFC201】1カ月で3人目の王座交代。ウッドリーが右フックで、ローラーを殴り倒す!!
<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
タイロン・ウッドリー(米国/4位)
2分12秒by KO
ロビー・ローラー(米国)
前に出るローラー、ケージの前からオクタゴン中央に進んだウッドリー。場内はロビー・チャント。左右に動きローラーが左ミドル、ウッドリーは右フックを振るって飛び込み組みついていく。すぐにブレイクが掛かり、両者がケージ中央に戻る。中央はローラー、左前蹴りと左ミドルを見せる。
再び前に出て、ジリジリとプレッシャーを強めるウッドリーは、テイクダウンのフェイクから踏み込んで右フック一閃。この一発で後方に倒れたローラーにパウンドの追撃5発。あっという間に勝負を決めて、UFCウェルター級──世界のウェルター級の頂点に立った。
感極まった表情で「本当にリラックスしていたんだ。彼は僕の友人だ。でも、ベルトを巻くために戦った。家内、3人の息子、俺は世界王者になったぞ。セントルイスの皆、ありがとう。ロビーはテイクダウンの準備をしていた。だからスピードに乗って、バシッと打ち込んだんだ」と新チャンピオンは語った。
一方、前王者は「ガードが落ちているときに、友人に殴れた。もっと下がる動きがないと、それがアドバンテージを与えてしまったね」とサバサバとした表情で敗戦を振り返った。
ライト級、女子バンタム級に続き、ウェルター級とこの1カ月でオクタゴンの覇者は3人も入れ替わることとなった。