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【Copa Podio】詳細(03)GPはフィリッピ・プレギウソが完全制覇!!

Prequica

【写真】予選リーグ戦から本戦トーナメントまで、6連勝でミドル級トーナメントを制したフィリッピ・ブレギウソ(C)MMAPLANET

8日(日・現地時間)、ブラジルはリオデジャネイロのチジューカ・テニス・クルービーにて開催されたプロ柔術大会コパ・ポジオ。注目のミドル級グランプリ決勝トーナメントは、緑グループから進出した注目のパウロ・ミヤオ、トラヴィス・スティーブンスの両雄は準決勝で敗れ、グレイシー・バッハの新鋭フィリッピ・プレギウソが優勝した。

Moreno vs Miyao<ミドルGP準決勝/6分1R>
ジエゴ・モレノ(ブラジル)
Def.P4-2
パウロ・ミヤオ(ブラジル)

試合開始後、ミヤオの座り込みに胸を押しただけのように見えたモレノに先制点が入る。アトスのセコンドは大きな声で抗議するが、これは受け入れられない。ミヤオは十八番のベリンボロを狙って回転するが、モレノは背中を完全にマットに付けてバックを許さず。続く足関節の攻防も両者一歩も譲らず、ミヤオはガードに戻る。追いつきたいミヤオは、ここで足を組み替え50/50に。体格で勝るモレノは強いベースを保つが、ミヤオはやがてモレノのバランスを崩し、上を取って同点に持ち込む。

しかし、モレノも50/50の体勢で上を取り返して再リード。時間が少なくなる中、ミヤオは片足一本で立ち上がって、執念のスイープ狙い。モレノも同様に立ち上がり、互いに片足を絡め合った50/50相撲状態に。鬼のような形相で上を取ろうとするミヤオだが、モレノも譲らない。地元リオのモレノの応援団のカウントダウンの声が響く中、ついに試合終了。4-2で勝利したモレノの決勝進出が決まった。

Prequica vs Stevens<ミドルGP準決勝/6分1R>
フィリッピ・ブレギウソ(ブラジル)
Def.P9-2
トラヴィス・スティーブンス(米国)

リーグ戦を全勝で通過したプレギウソは、2012年ムンジアル茶ミディアムヘビー級を制したバッハ期待の新鋭だ。コパ・ポジオにおいて、帝王レアンドロ・ロを最も苦しめた選手でもある。対するスティーブンスは、言わずと知れたロンドン五輪柔道米国代表選手。その柔術の師ヘンゾ・グレイシーがバッハ系であることを考えると、大きな目で見れば同門対決とも呼べる。

試合開始後、スティーブンスはスピード溢れる巴十字を狙うなど積極的に仕掛けてゆく。それに冷静に対処するプレギウソはスイープで先制すると、さらに足の取り合いから立ち上がって4-0とリードを伸ばす。再びスティーブンスの巴十字狙いを防いだプレギウソは、その足をレッグドラッグで裁いてパスに成功! 7点差をつけてみせた。さらにスティーブンスのバックに付いて、送り襟締めの体勢へ。スティーブンスもこれを凌いでみせる。

大量リードしたプレギウソは、試合がスタンドに戻ってもスティーブンス相手に立ち技の攻防に付き合う余裕を見せる。するとたちまちスティーブンスの豪快な背負いが炸裂! 柔道の試合のように相手と一緒に回ることなく投げっぱなしで叩き付けたが、プレギウソもすぐに立ち上がってポイントを回避。しかし、次の瞬間スティーブンスはあっさり再びプレギウソを投げつけ、今度は上をキープして2点獲得。

あくまで攻め続けるスティーブンスが足関節を狙っていくと、プレギウソはディフェンスして上を取り、再びリードを広げた。結局この差は埋まらず、9-2という大量得点差でプレギウソの決勝進出が決定。完敗したスティーブンスだが、圧巻の投げ2連発は五輪柔道家の面目躍如であった。

Miyao vs Stevens<ミドルGP3位決定戦/6分1R>
パウロ・ミヤオ(ブラジル)
DefP2-2:A2-1
トラヴィス・スティーブンス(ブラジル)

開始早々シッティングガードを取るミヤオに対し、スティーブンスはこの試合でも回転してアンクルを狙う。それを防いだミヤオがベリンボロを仕掛けると、スティーブンスは背中を畳に付けてバックを許さず、最新技術への研究の跡を伺わせた。やがてダブルガードの体勢から足の取り合いに。ミヤオがアンクルを取るとスティーブンスは場外まで回転してエスケープし、ミヤオに2ポイントが入る。

スタンドで試合が再開されると、座ろうとするミヤオにスティーブンスが足払いを合わせて同点。ここで再びスティーブンスはアンクル狙いに行き、逆転のアドバンテージを奪ってみせた。リードされたミヤオは立ち上って2点獲得を狙うが、スティーブンスはそれを許さずアドバンテージ止まりに。残り時間が少なくなり同点の両者は、50/50で足を絡め合っての攻防を続ける。ここで強引に立ち上がって上を取ろうとするミヤオ。スティーブンスはそれを防いだところで時間切れ。引き分けかと思われたが、終了後に最後に上を狙ったミヤオにアドバンが与えられ、ミヤオの3位が確定した。

Prequica vs Moreno<ミドルGP決勝/6分1R>
フィリッピ・プレギウソ(ブラジル)
Def.P4-2
ジエゴ・モレノ(ブラジル)

リーグ予選(※三角絞めでプレギウソの完勝)の再戦となった決勝。モレノが引き込んで仕掛けるが、プレギウソは上から前方回転! そのままベリンボロの要領でモレノの腰に付きバックを奪い、4点を先取してみせた。ここから絞め一気に決着を付けようとするプレギウソ。モレノもしぶとくディフェンスし、やがて体をずらしてバックからエスケープに成功する。

上をキープしたプレギウソは強烈なパスを仕掛けるが、モレノはそれを防いで50/50の体勢に持ち込む。そこから上を奪って2点差と迫ったモレノ。しかし足が50/50で絡まったまま、なかなか解除できずに時間が過ぎてゆく。バックを奪おうと動いたモレノだったが、それも敵わず時間切れ。ポイントは4-2、リーグ戦を通して6戦全勝をマークしたプレギウソがミドル級グランプリを制した。まだ黒帯としてはムンジアル、アブダビプロ等の大舞台で入賞経験のないこの若者の名を、柔術ファンはしっかり胸に刻んでおくべきだろう。

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