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【UFN86】ヘビー級のラスボス=ロズウェルが、元王者ドスサントス越えに挑む

Ben Rothwell【写真】王座挑戦権獲得を目指し、虎視眈々とシガノ越えを狙うロズウェル (C)KEITH MILLS

10日(日・現地時間)、UFCにとって初のバルカン諸国での大会となるUFC Fight Night 86「Rothwell vs dos Santos」が、クロアチアの首都ザグレブはザグレブアリーナで開催される。全13試合、26人の出場選手中クロアチア人ファイター2人を含め、欧州の選手が15人出場する同大会のメインでは、ベン・ロズウェルとジュにオール・ドスサントスが対戦する。

2013年8月のブランドン・ベラ戦以来、アリスター・オーフレイム、マット・ミトリオン、そして記憶に新しい1月のジョシュ・バーネット戦と4試合連続でフィニッシュ勝利を収めているオクタゴン最重量級のラスボス=ロズウェルにとって、リコ・ロドリゲス、ジョシュに続く元UFCヘビー級王者との顔合わせとなる。

そのジョシュとミトリオンを破った必殺のゴゴ・チョークというフロント・チョーク系の極め技を持つロズウェル。ゴゴ・チョークが必殺技になり得るのも、それ以前に打撃で自分の戦いを構築することができるからに他ならない。ロズウェルはしっかりと距離を見極め絶妙のクロスという武器を持つ一方で、互いの拳が当たるレンジ内でもパンチの交換に応じ、距離を詰めてからのヒザ蹴りという必殺パターンも併せ持つ。

対する元チャンピオンのドスサントスは、2012年12月の王座転落以降、その試合を含め、敗北と勝利を繰り返し、ケイン・ヴェラスケス(※2敗)とアリスターに敗れ、マーク・ハント&スタイプ・ミオシッチに勝利している現状だ。強力な対戦相手ばかりなので、この戦績も致し方ないが、負け方の印象が悪い。

柔術のバックボーンがあるはずのドスサントスだが、組みの展開になると体力の消耗が著しい。ヴェラスケスに喫した2連敗では終わらせないための気持ちは見せるが、そこから反撃に移る体力&気力は持ち合わせないような試合の流れだった。対してミオシッチやハント、さらに敗れたとはいえアリスター戦では打撃の攻防でしっかりと試合を組み立てることができていた。

ロズウェルも基本は打撃でベースを作っていくファイターだけに、ドスサントスとしては決して戦いにくい相手にはならない。ただし、ロズウェルがその点をついて組みを頻繁に見せるようだと、やはり削られるのは早いことが予想される。ロズウェルとしては、王座挑戦権獲得に近づくには勝利は絶対として、またフィニッシュすることも必須、そのうえでインパクトを残す必要があると考えるようだと、この試合は打撃戦が増えドスサントスの勝機も広がるだろう。それでもロズウェルが圧倒的な勝利を収めるなら、停滞ムードのヘビー級戦線において、ファブリシオ・ベウドゥムとヴェラスケスの間に割って入るのは彼以外に考えられないと結論づけて良いはずだ。

■ UFN86対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
ベン・ロズウェル(米国/4位)
ジュニオール・ドスサントス(ブラジル/5位)

<ヘビー級/5分3R>
ガブリエル・ナパォン(ブラジル)
デリック・ルイス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
フランシス・ガヌー(カメルーン)
カーティス・ブレイズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ティモシー・ジョンソン(米国)
マルチン・ティブラ(ポーランド)

<ライトヘビー級/5分3R>
イゴール・ポクライェク(クロアチア)
ヤン・ブラホヴィッチ(ポーランド)

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・モロズ(ウクライナ/9位)
クリスティナ・スタンチュ(ルーマニア)

<ウェルター級/5分3R>
ニコラス・ダルビー(デンマーク)
ザク・カミングス(米国)

<ライト級/5分3R>
マイルベク・タイスモフ(ロシア)
ダミア・ハゾヴィッチ(デンマーク)

<バンタム級/5分3R>
イアン・エンウィソル(英国)
アレハンドロ・ペレス(メキシコ)

<バンタム級/5分3R>
フィリップ・ペイチ(クロアチア)
ダミアン・スタシャク(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
ロバート・ホワイトフォード(英国)
ルカス・マルチンス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
シリル・アスケア(フランス)
ジャレッド・キャノニア(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ボヤン・ベリチコビッチ(セルビア)
アレッシオ・デキリコ(イタリア)

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