この星の格闘技を追いかける

【TOF FC10】佐藤豪則、キム・ハンスルをテイクダウンできず0-3で判定負け

<ウェルター級/5分3R>
キム・ハンスル(韓国)
Def.3-0
佐藤豪則(日本)

サウスポー同士の一戦、長身のキム・ハンスルに対し佐藤は右フックから前に出るが、ワンツーが待ち受けている。右ジャブも当然射程距離はキム・ハンスルが長く、しかも待ちの姿勢のためになかなかテイクダウンを仕掛けることができない。キム・ハンスルは左ストレートを伸ばし、前に出てくる佐藤に右フックから左を入れる。さらに後ろ回し蹴りを見せるキム・ハンスルに、佐藤のパンチは届かない。

右ローを2発入れた佐藤の右がついにキム・ハンスルの顔面に届く。残り90秒を切り、佐藤はスピニングバックフィストを空振り。直後にキム・ハンスルが前に出てくると、テイクダウンを狙った佐藤が姿勢を崩した状態で立ち上がろうとしたキム・ハンスルから一気にバックマウントを奪う。しかし、キム・ハンスルが胸を合わせて立ち上がり、佐藤の立ち上がり際にパンチを入れた。

2R、開始早々狙った佐藤のシングルはスプロールされる。右フックが当たった佐藤だが、左ハイを頭部に受けそうになる。左から右のフックを入れた佐藤キム・ハンスルが左に回り右フックを見せる。佐藤がパンチを出した再、キム・ハンスルが頭を叩くとアイポークがあったとアピールし試合が中断する。再開後、強烈な左ローを入れたキム・ハンスル。佐藤は再び左から右フックを当てていく。パンチからテイクダウンが欲しい佐藤だが、ここは打撃戦で攻勢に出る。

残り90秒となり佐藤が狙ったテイクダウンをスプロールしたキム・ハンスルが、立ち上がり際に右フックを打ち込み、続いてハイキックを狙う。佐藤は右ミドル、続くダブルレッグも切られ左から右を打たれる。佐藤の右に左を合わせるキム・ハンスル、佐藤はここもアイポークだと抗議するも、これは拳が目に当たったか。レフェリーにパンチだったと注意を受けた佐藤が大きく頷き試合が再開されたが、残り15秒でキム・ハンスルが後ろ回し蹴り、掴もうとした佐藤の試みは失敗に終わった。

最終回、インターバル中に大きな声を挙げた佐藤は右ローを見せるが、後ろ足を狙ったシングルは決まらない。と、佐藤のローが急所に入りまたも試合が中断する。再開後、キム・ハンスルのボディに佐藤が左フックを合わせる。距離を詰めた佐藤は右フック、続いて左を振って組み付くも、これもスプロールされてしまう。キム・ハンスルが左ロー、佐藤は右フックが届かない。距離が近づき、キム・ハンスルが右ハイ。これをかわした佐藤は右ジャブを伸ばす。キム・ハンスルはワンツー、佐藤の右に右スレートを合わせる。

残り1分を切り、前蹴りからハイで佐藤を突き放そうとするキム・ハンスル。佐藤は追いかけて左フックを放つが、右回りのキム・ハンスルを捉えることができない。続いて左に回ったキム・ハンスルを追いかけると左を被弾、このまま佐藤はキム・ハンスルを捕まえることができないままタイムアップに。結果、佐藤は0-3で判定負けとなったが、テイクダウンをことごとく切られ致し方ない裁定だった。

PR
PR

関連記事

Movie