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【OFC10】朴光哲(02)「MMAはこういうものって固定概念がある」

Boku

【写真】ストライカーというイメージが強い朴光哲だが、KRAZYBEEではMMAに必要な要素、全てのトレーニングが可能になっているという(C)MMAPLANET

9月13日(金・現地時間)、インドネシアのジャカルタ、イストラ・スナヤンで開催されるOFC10「Kojima vs Leone」でヴィシール・コロッサとの対戦が決まった朴光哲インタビュー第2弾。

試合前の対戦相手の研究と、自らの技量を上げる――朴がいうところの修行の関係、そして自らの置かれたポジションについて語った。

<朴光哲インタビュー、Part.01はコチラから>

――自分を高める作業で、手応えは感じていますか

「強くはなっていますよ」

――青木戦を経験して、MMAを戦う上で朴選手にとって、何か足りないと感じることはありましたか。

「そうッスね。青木君との試合が、あのタイミングで入ってしまったことで、修行は停滞しましたね。対策に移らないといけなくなって。良いところを伸ばすよりも、どう戦うかという練習が必要になるので。

で、迷ったまま戦ってしまって。青木戦が終わった後、すごく順調に練習はできています」

――磨いているのは、間合いとタイミングですか。

「それもありますが、やっぱしMMAなんで。何でも有りだからルールで許されている攻撃は、全部できたほうが良いに決まっているじゃないですか。蹴りにしてもテイクダウンにしても、寝技にしても。修斗の理念じゃないけど、全部できて、それをどう上手く回していくのか。

それがKRAZYBEEの練習で全部できているんで。だから、そこッスよね。自分で自分を限定しない。俺はストライカーだから打撃ばっかやってりゃぁいいんだってことじゃなくて、全部できた方がいい。全部できたなかで打撃が得意だ、テイクダウンが得意だ、寝技が得意だってことが出てくるってことじゃないですか。やっぱ、全部ないと戦えないですよね。もう、時代的にも」

――対戦相手のコロッサは立ち技の選手からテイクダウンディフェンスを学び、柔術の練習をしてMMAに適合してきたファイターです。コロッサ対策は、青木対策と比較すると、修行に近い練習が積めるのではないですか。

「打撃系の方が、戦いやすいですよね。青木君は特異なスタイルで、それを青木君自身が自覚して、鍛錬し成長させようとしている。打撃が全くできない選手で、あの組み技の強さを持つのと、打撃ができてアレがあるのでは全く違うので。それは青木君も分かっている。

ジョン・フィッチに勝った、あのブラジル人。デミアン・マイア? マイアもすぐにテイクダウンにいって。あの打撃がなくて、すぐに組みつくのって今のMMAでは考えられない。でも、マイアは5分3Rの試合、グラップリングでリードし続けるっていうゲームプランを立てていた。

対してフィッチは……。なんていうんスかね。長くやっていると、ルールじゃないけど、MMAってこういう戦いだって固定観念があったと思うんです。最初は軽く打撃を見あって、テイクダウンへっていう。そういう条件反射のような試合をする選手って多いじゃないですか? 」

――確かにそうですね。

「マイアはその固定観念を覆したファイトをしたんです。MMAはどう戦うか自由。自由だからこそ、引き出しはたくさんあった方が絶対いい。その引き出しをたくさん作るということは、確かな技術をいっぱい持つこと。そういう技術を習得する訓練、日々の訓練を怠っちゃぁダメですよ」

――なるほど。ところで日本人選手も関係しているのですが、急に対戦カードの変更があり、その説明がない。5月のフィリピン大会後は、既定路線のように8月9日という日付とアジア・ワールドエキスポという会場まで言及していた香港大会が、結局開催されないなど、何か起っているのか――と勘繰りたい状況ではあります。

「そうッスね。俺は特に興業側に求めるモノはないです。何一つない。試合ができればそれで良いですし、無くなればしょうがない」

――ジャカルタでのコロッサ戦、考えようによってはゾロに勝ち、青木選手との試合で注目を集めた朴選手なら、日本でも良いオファーがあるのではないでしょうか。

「まぁ……、単純に契約が残っているんで。結構、縛りはあるみたいだし。聞きたいことがあるんですけど、いいですか?」

――もちろんです。

「OFCとRFCって、仲が悪いんですか?  OFCの傘下にあるイベントだったら出て良いということだったのですが……」

――仲が良い悪い云々の前に、RFC側からするとOFC傘下という風に取られること自体に納得していないのではないでしょうか。それだけ力を付けていますし。ただ、両者の関係が険悪だということはないと思います。

「だったらRFCとかなら良いのかもしれないですが、日本で戦うとなると、話は別だと思います。ダメってなるかもしれない。VTJとかも出たいですけどね」

――そういうことになりますよね……。

<この項、続く>
■OFC10「Kojima vs Leone」対戦カード
 
<フライ級/5分3R>
BJ(日本)
アンドリュー・レオーネ(米国)

<ライト級/5分3R>
朴光哲(日本)
ヴィシール・コロッサ(南アフリカ)

<ライト級/5分3R>
ウィリー・ニ(オランダ)
ヴィンセント・ラトゥール(オランダ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジェイク・バトラー(米国)
ジェイムス・コウラミ(カナダ)

<フェザー級/5分3R>
ブルーノ・ブッチ(ブラジル)
バシール・アーマッド(パキスタン)

<ライトヘビー級/5分3R>
エウジェニオ・タン(マレーシア)
ヴィンセント・マジッド(インドネシア)

<フェザー級/5分3R>
ロン・ソフィ(カンボジア)
マックス・メチノ(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
レイモンド・タン(マレーシア)
ブリアナタ・ロサディ(インドネシア)

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