【UFC FOX17】2Rから盛り返したネイトが復活の逆転勝ち。放送禁止用語でマクレガーを挑発
<ライト級/5分3R>
ネイト・ディアス(米国/14位)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
マイケル・ジョンソン(米国/5位)
ネイトの右前足に左ローを入れるジョンソン。さらに右ジャブから左ストレートを伸ばす。ネイトもローをチェックし、ステップバックするなど警戒し、自らも右ローで同じサウスポーのジョンソンの右前脚を狙う。ワンツーを伸ばしたネイト、ジョンソンも左ボディストレートを伸ばし、またも左ローを蹴り込む。
引き続き左ローからパンチにつなげるジョンソンが、左ストレートをヒットさせる。右ミドルを蹴り込んだジョンソンは左だけでなく右も入れるなど、しっかりとサウスポー用のファイトを展開。終盤にもワンツーを打ち込み、ネイトの反撃を最低限に封じ込んだ。劣勢のネイトはラウンド終了後にジョンソンを挑発、常套手段に乗ってしまったジョンソンにセコンドが大きな声で叱責した。
2R、ネイトはローを入れるが、ジョンソンが左ストレートから右ミドル。続いて左ローを受けたネイトのテイクダウン狙いは簡単にスプロールする。オーソも見せるネイトは、前足を削られてきたか。それでもサウスポーに戻し右ジャブを伸ばす。左ストレートを返したジョンソンは左フックも思い切り打ち込む。
ジャブ以上、そしてジャブ以外がほとんどないネイトを圧倒してきたジョンソンの動きがラウンド中盤に落ちる。右ジャブから左ストレートが当たるようになったネイト、観客はネイトを後押しする。ジョンソンも左を入れてから右ミドル。しかし、ネイトのワンツーに下がる場面が目立ってくる。ネイトは右ハイを繰り出し、左ストレート。ジョンソンは右フックも首相撲からヒザを蹴り込まれ形勢逆転となった。
最終回、スタミナをロスしたジョンソンがどこまで初回のような動きを見せることができるか。あるいはネイトがこのまま2Rの調子を持続できるか。ネイトがワンツーを入れ、ジョンソンがショートフックを連打する。ジョンソンは左ストレートから右フックも、ネイトは右フックから右ハイ、さらにワンツーを伸ばす。
ジョンソンの首相撲からヒザ蹴りを受けてもクリンチを続け、手を出さないまま距離を取る。ジョンソンの左は届かなくなり、ネイトの右ジャブ、右ボディの精度が驚異的に上がる。ジョンソンも負け時と打ち返しワンツーを返す。ジョンソンの引き続きワンツー、スリップから立ち上がったネイトに右を入れていく。ネイトはワンツー、さらに左ストレートを伸ばすが、さすがに疲れてきたか。それでもリーチの差を生かして戦うネイトに対し、ジョンソンは踏み込んで左から右フックを入れていく。その右が当たり組みにいったジョンソンはギロチンをかわしテイクダウンへ。
試合終了の合図後に内股からヒザ十字を仕掛けたネイトをジョンソンが蹴り上げる。ラウンド終盤は盛り返したが、中盤により勢いのあるパンチを入れていたネイトがジャッジ3者とも29-28をつけるスコアでジョンソンを下した。
エキサイトしたネイトはコナー・マクレガーに対し、Fで始まる言葉を連発しローガンがインタビューを打ち切ってしまった。