【WSOF11】体重超過のギラードがJZをヒジからヒザでTKO
【写真】JZのローに左のパワフルな左フックを打ちこんでいったギラードだが、何にせよ体重を守らなかったファイターの選手の白星をプロモーターサイドは、体重を守った選手の1勝と同じ価値としないでもらいたい(C)(C)LUCAS NOONAN /WSOF
<ライト級/5分3R>
メルヴィン・ギラード(米国)
Def.2R2分36秒by TKO
JZ・カバウカンチ(ブラジル)
ギラードの体重オーバーにも、ライト級戦とコールされた一戦。JZの左ローに右を合せて、いきなり尻餅をつかせたギラードが、振り下ろすような右を繰り返す。JZは左ハイを蹴りこみ、ギラードの右をよけて鋭い踏み込みから左を伸ばす。続いて右ローを蹴り込んだJZ、ギラードのワンツーをバックステップでかわすも、続くローが急所に当たり試合が一時中断する。
すぐに再開し、JZの左フック、ギラードの右アッパーが交錯する。パンチを受けたJZは組みついてケージへギラードを押し込む。離れたJZは右目尻をカットしている。やや攻めのペースを落とした両者、残り10秒でギラードがヒザで前に出るやJZも思い切りフックを振り回す。最後は大振りのパンチの応酬で初回が終わった。
2R、JZが踏み込んで左フック、続く右ハイを空振りしたJZだが、ダブルレッグでテイクダウを奪う。直ちにギラードはケージを背にして立ち上がるも、JZはシングルからダブルレッグに移行して執拗にケージに押し込んでいく。頭を押して、回り込んだギラードが距離を取りケージ中央へ移動する。左フックを狙ったところで、右を受けてバランスを崩したJZ。ギラードは一気に距離を詰めてパンチの連打から左ハイ、首相撲からヒザ蹴りと猛攻を仕掛ける。たまらずテイクダウンを狙ったJZだが、ギラードはスプロールからスタンドへ戻ると、ケージに押し込んでパンチの連打から右エルボー、首相撲からヒザを突き上げたところでレフェリーが試合をストップした。