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【FOX Sports Presents】日曜午後8時からUFC Fight Night 44

Stephens vs Awanson

【写真】好調同士の一戦。パワーでスティーブンス、切れ味&スピードではスワンソンか(C)GONGKAKUTOGI

28日(土・現地時間)、テキサス州サンアントニオのAT&TセンターでUFC Fight Night44「Swanson vs Stephens」が開催される。UFCにとって初めてのサンアントニオ大会のメインは、イベント名にある通りカブ・スワンソン×ジェレミー・スティーブンスのフェザー級戦だ。

WECからUFCへ戦いの舞台を移して以降、5勝1敗という好成績を残すスワンソン。常にタイトル・チャレンジャー候補として名前が挙げられている彼は、なかなか世界挑戦が実現しないものの、真のフェザー級トップファイターといえる。UFC以前、WEC時代の戦績は4勝3敗と白星と黒星を繰り返していたが、スワンソンが敗れた相手はジェンス・パルバー、ジョゼ・アルド、チェド・メンデスの3人。UFC初戦で敗北を喫したリカルド・ラマス戦も含め、彼が白星を献上した相手は、皆が皆揃ってタイトルコンテンダーだ。

その後、ジョージ・ループ、ロス・ピアソン、シャーウス・オリヴェイラ、ダスティン・ポイエー、そしてデニス・シバーととんでもない面子を相手にスワンソンは5連勝を達成している。しかも、ポイエー戦以外は全てKOもしくはTKO勝ちを収めている。世界最高峰のUFCで、これだけの相手に勝ち星を重ねるだけでなく、倒し切っているという結果だけでも、スワンソンの強さは立証されているといっても過言でない。

対するスティーブンスはライト級時代からハードパンチャーで鳴らしていたが、3連敗を経て、昨年5月にフェザー級に転向。以来、3連勝中と波に乗っている。なかでも昨年11月に劣勢という声が大勢を占めていた状況下で、TUFブラジル・シーズン1ウィナーのホニー・ジェイソンを右ハイキック一発、僅か40秒でKO勝ちした試合のインパクトは絶大だ。前述したように、かつてハファエル・ドスアンジョスのアゴを折ったことでも知られるハードパンチャーは、そのパンチの間合いにあって蹴り技で仕留め、より評価を高めた。

そんな右ハイキックKO劇に加え、注目したいのが直近のダレン・エルキンス戦だ。日沖発とのスクランブル戦を制し、スワンソン同様5連勝を経験しているエルキンスを寄せ付けず、テイクダウンを許さなかった一戦は、スティーブンスの成長の証といえる。KOパンチを持つ一方で、テイクダウンを許し抑え込まれる。そんな穴を修正しつつ、パンチの強度を保っているスティーブンス。フェザー級転向後、フィジカル面で遅れを取らなくなったこともあるが、日々の努力で穴を埋めた――テイクダウン防御面での強化だ。

完成度の上がったスティーブンスに対し、スワンソンがどのように戦うのか。答は見えている。いつもと同じように、アグレッシブに攻撃の手を弛めないファイトをスワンソンは実演するだろう。鋭いローで距離を測り、左右、両方の構えから繰り出される強烈無比な右のオーバーハンド。接近戦になればオーバーハンドと並ぶアッパーという武器を持つ。ダメージを与えたと見るや、一気にスタンドでも、寝技でも畳みこむことができ、勝機を逃さないのもスワンソンの強味だ。スティーブンス戦を占う上では、両者の攻撃力はほぼ互角と見て良いが、スワンソンにはスピードがある。そのスピードを生かしたファイトを貫けば、6連勝を達成し、8月2日の世界戦=アルド×メンデス戦の勝者への挑戦権をいよいよ手繰り寄せることができる。

この他、同じフェザー級の実力者対決=リカルド・ラマス×ハクラン・ディアス戦、TUF17ウィナーでオクタゴン3連勝、キャリア8連勝のケルヴィン・ガステラムの出場などが見どころ満載のUFN44の模様は、初回放送が6月30日(日)の午後8時、再放送は7月4日(金)の午後6時からFOXスポーツ&エンターテイメントで放送される。

■ UFN44 対戦カード

<フェザー級/5分5R>
カブ・スワンソン(米国/4位)
ジェレミー・スティーブンス(米国/11位)

<ウェルター級/5分3R>
ケルヴィン・ガステラム(米国/11位)
ニコラス・ムサケ(スウェーデン)

<ミドル級/5分3R>
セザール・フェレイラ(ブラジル)
アンドリュー・クレイグ(米国)

<フェザー級/5分3R>
リカルド・ラマス(米国/3位)
ハクラン・ディアス(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
クリント・ヘスター(米国)
アントニオ・ブラガ・ネト(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジョー・エレンバーガー(米国)
ジェイムス・ムンタスリ(米国)

<ライト級/5分3R>
コルトン・スミス(米国)
カルロス・ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・ベッドフォード(米国)
コディ・ギブソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
マルセロ・ギマリャエス(ブラジル)
アンディ・アンツ(米国)

<フライ級/5分3R>
レイ・ボーグ(米国)
シェーン・ハウエル(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
アンソニー・ハミルトン(米国)

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