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【UFN21】白熱の打撃戦、ピアソンが精度で上回る

■第8試合 ライト級/5分3R
ロス・ピアソン(英国)
Def.3R終了/判定
デニス・シバー(ドイツ)


【写真】TUFシーズン9ウィナーのピアソン。決勝戦(アンドレ・ウィナー戦)からオクタゴン3連勝を挙げた (C) ZUFFA

激しい打撃戦が予想される一戦は、シバーのローでスタート。すぐに左を打ち返すピアソンに、シバーもハイから右を放っていく。蹴り技を多用するシバーに対し、ピアソンは距離を寄せてパンチで勝負。

シバーの左に合わせてピアソンの右がヒットし、シバーがやや後退する。組みついたシバーは、自ら距離を取りながら、その際にパンチを振るう。シバーが左、右を打ち終わるところにハイを見せたピアソンは、スーパーマンパンチを繰り出す。


左を振るうシバーに対し、左ハイをヒットさせたピアソンは、パンチの追撃のあと、ダメージの残るシバーのバックに回り、両足をフックする。四の字フックからチョークを仕掛けるピアソンに、シバーはブリッジに合わせマウントを奪うが、シバーが体を起こし、テイクダウン狙いで反撃。立ち上がったピアソンに素早くフックをヒットさせる。

2R、鋭い右ローを見せるピアソン。さらに右ローから、右ストレートをヒットさせる。シバーはダブルレッグを狙うが、これを切ったピアソンがローを蹴りこみ、右ストレートを伸ばす。フックで反撃するシバー、目の離せない打撃の攻防が続く中、ここでピアソンの飛びヒザがシバーの顔面を捉える。

負けじとフックを放つシバーは、シングルレッグでテイクダウンを奪いバックへ。しかし、乗り過ぎて前方に振り落とされてしまう。すかさずピアソンがバックをうかがうが、シバーが胸を合わせて立ち上がる。

ピアソンが左ハイ、シアーは後ろ回し蹴りを見せるが、互いにヒットしない。打撃だけでなく組み技でも、スピーディな攻防を繰り返す両者の試合は、残すところ最終第3ラウンドの5分のみとなった。

互いの左が交錯し、シバーの右フックがヒット、ピアソンは踏み込んでローを蹴る。果敢に左フックを繰り出すシバーだが、ピアソンはしっかりとかわして左ジャブを逆にヒットさせる。

残り時間2分30秒。シバーがダブルレッグでテイクダウンに成功、ピアソンはクローズドガードの態勢を取る。右へパスを狙うシバーは、起き上がったピアソンにギロチンを狙い、がぶりからヒザを突き上げる。

これをさっちして距離を取ったピアソンは、シバーの首投げを潰してバックから、ダブルレッグへ。すぐに起き上がったシバーは、再び打撃でスクランブル状態に。パンチの精度で上回るピアソンに、シバーは必死でテイクダウンを狙うが失敗。追いかけたピアソンがジャンピングニーを見せたところで白熱の攻防はタイムアップとなった。結果、ジャッジ3名とも30-27でピアソンが判定勝ちを手にした。

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