【UFN21】一進一退も決め手なくウィナーが判定勝利
■第7試合 ライト級/5分3R
アンドレ・ウィナー(米国)
Def.3R終了/判定
ハファエル・オリベイラ(ブラジル)
【写真】ピアソンに敗れ、TUF9では準優勝に終わったウィナーだが、デルガド、オリベイラを下し、早くもUFC勝ち越しに成功 (C) ZUFFA
鋭い踏み込みでパンチを放つウィナーに対し、ローを散らしたオリベイラが組みついていく。態勢を入れ換え、距離を取り直したウィナーはローをカットし、左を繰り出す。右のフェイントからシングルを狙ったオリベイラだが、フェイントのパンチがウィナーの顔面を直撃する。
それでもテイクダウンを切ったウィナーは、再び歩を前に進めプレッシャーをかけ始める。テイクダウン狙いから引き込んだオリベイラには付き合わないウィナーだったが、ジャンピングガードでついに寝技の展開へ引き込まれる。
オリベイラのオモプラッタをディフェンスし、スタンドへ戻ったウィナーの右がヒット。さらに強烈なローを蹴り込むものの、最大の武器といえるパンチは距離が遠くクリーンヒットは少ない。
2R、ウィナーの踏み込みが深くなり、ローを受けながらもパンチを繰り出していく。互いに組みついてもテイクダウンを奪うことができず、スタンドの打撃戦となる。ラウンド終盤にオリベイラの蹴り足をキャッチし、足払いでオリベイラを倒したウィナーだが、やはりグラウンドにはいかず立ち上がってスタンド戦へ。ここでオリベイラのパンチがヒットし、組みついてテイクダウンを狙ったが、ウィナーが切り、一進一退のまま試合は最終ラウンドへ。
遠い距離で打ち合いが続くなか、ウィナーのローがオリベイラの急所を直撃、試合が一時中断される。再開後もウィナーが前進しプレッシャーを与える展開が続くが、ビッグヒットがないまま試合終了となった。
ジャッジの裁定は30-27が2人、29-28が一人でウィナーが判定勝ちを収めた。